池田泉州銀行(本店:大阪府大阪市)は2017年8月30日、預金口座の開設手続きや、住所変更などの諸届手続きをタブレット端末で受け付けるシステムを2017年10月から稼働開始すると発表した。NTTデータと共同で開発した。
池田泉州銀行は、行内向けだけでなく、顧客向けの各種サービスでタブレット端末を活用してきた。外国送金・外貨定期預金申込書作成(2016年3月)、投資信託販売(2016年10月)、生命保険販売(2017年4月)、顧客からの預り物件を管理する営業事務支援システム(2017年7月)である。
図1:預金口座開設の業務フロー比較(出典:池田泉州銀行)拡大画像表示
今回新たに、預金口座の開設手続きと、住所変更などの諸届手続きを、タブレット端末を介して受け付けられるようにした。顧客から見ると、紙の帳票に記入する手間をかけずに、タブレット画面上で申し込みが完了する。さらに、タブレット端末の受付データを勘定系端末に連携させることで、待ち時間が短縮されるとともに手続きミスが減る。
2018年2月からはシステムを強化し、タブレット端末の受付データを本部(集中センター)に配信する仕組みを構築する。これにより、事務処理を本部に集中させ、営業店から後方事務をなくす。入力データが本部に転送されるので、渉外担当者は、訪問先で受け付けた帳票類の事務手続きのために営業店に持ち帰る必要がなくなる。さらに、これまで営業店窓口で渡していた通帳については、顧客の要望により、顧客宅へ郵送する。
今回、タブレット端末で受け付ける取引は、普通預金の口座開設、住所変更の手続き、氏名変更の手続き、届印変更の手続き、の4つ。後予定している取引は、定期預金・積立定期預金の口座開設、定期預金の継続手続き、各種ローンの申込み、インターネットバンキングの申込み、クレジット一体型キャッシュカードの申込み、相続手続きの受付、届印の照会、など。
共同開発元であるNTTデータによると、同システムは、勘定系端末ソフト「BeSTAlinc(ベスタリンク)」の新機能である「タブレットによる伝票・帳票入力機能」を導入した最初の事例である。タブレット端末で入力した各種申し込み情報を窓口の端末と共有し、BeSTAlincを介して勘定系ホストアプリケーション「BeSTA」とオンラインで連携する仕組み。
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