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JTE、工場など産業分野にRPAを適用するコンサルティングを提供、標準6カ月で500万円から

2018年11月27日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ジェイティエンジニアリング(JTE)は2018年11月27日、工場など産業分野のシステムや業務にRPA(ロボットによる業務自動化)を適用するためのコンサルティングサービス「産業RPAコンサルティング」を発表、同日提供を開始した。約6カ月のコンサルティング期間を標準に、PoC(概念検証)によって実現性を検証する。

 ジェイティエンジニアリング(JTE)が提供を開始した「産業RPAコンサルティング」は、工場やプラントといった産業分野にRPAを適用するコンサルティングサービスである(図1)。提供の背景について同社は、工場やプラントなどの製造部門において、PCを使った事務作業が増えていることを挙げている。価格は、対象となる業務範囲や規模に応じて個別見積だが、標準的な進め方(約6カ月間)で概ね500万円からとしている。

図1:「産業RPAコンサルティング」の標準的なスケジュール(出典:ジェイティエンジニアリング)図1:「産業RPAコンサルティング」の標準的なスケジュール(出典:ジェイティエンジニアリング)
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 産業系システムに詳しいコンサルタントが専任する。生産管理システムや製造実行システム、生産スケジューラなどの構築・運用経験があり、経営工学、IT、OT(Operational Technology:運用・制御技術)を融合したコンサルティングに強みがあるという。個々のユーザーに適した検証を実施するとしている。

 コンサルティングの内容は、以下のとおりとなっている。

  1. 現状調査(ユーザーの業務やシステムの内容を把握する)
  2. 検証ロボットの作成(対象業務を選定し、検証用のロボットを作る)
  3. 評価(どのような効果が見込めるのか評価する)
  4. 業務改善の必要性を検討(より効率化を進めるために、業務改善のポイントを提案する)
  5. 本格導入計画の立案(導入に向けてプロジェクト計画を立案する)

 利用するRPAソフトは問わない。現状調査を行う中で、まずは評価対象の業務に適したRPA製品を提案する。本格導入計画を立案する中では、さらにいくつかの製品を比較検討した提案が可能である。

 RPAソフトを使えるようにする教育については、コンサルティングの過程で、検証や評価に必要となる基本的な教育を実施する。その後、本格的に使い込むための教育は、各RPAソフトを開発・販売するベンダーの研修コースを提案する。

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