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ココカラファイン、チャットボット使った社内Q&Aシステムが稼働、1300店舗のQ&Aに応対

2019年4月26日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ドラッグストア・調剤薬局を展開するココカラファインは2019年4月26日、チャットボットを利用した社内Q&Aシステム「ココカラボット」を稼働させた。チャットボットを構築するためのミドルウェアとして、タケロボが開発した 「マルコシス(Mulcosys)」を利用した。

 「ココカラボット」は、チャットボットを利用したココカラファイン社内Q&Aシステムである(図1)。PCやスマートフォンから、人に話しかけるように自然文で問合せるだけで、回答が得られる。ココカラファインがこれまでに整備してきたマニュアルとQ&Aを、マシンラーニング(機械学習)で学習させている。

図1:チャットボットを利用した社内Q&Aシステム「ココカラボット」の概要(出典:ココカラファイン)図1:チャットボットを利用した社内Q&Aシステム「ココカラボット」の概要(出典:ココカラファイン)
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 使い方として、チャットボットのインタフェースに加えて、サーチ(検索)型の問い合わせができる。頻度の高い質問はチャット型、膨大なマニュアルからの検索はサーチ型(自然文で質問すれば回答候補を抽出)と、質問内容に合わせて使い分けられる。

 Q&Aのログから、質問の傾向や店舗ごとの質問内容を確認できる。これによる、回答品質の向上や業務改善につなげられる。

 運用を通じて、回答の精度を継続的に向上させる。タケロボが定期的に提出する利用状況レポートをココカラファインでチェックし、タケロボにてAIへの追加学習を行う。新たなQ&Aを取り込むこともできる。

 開発の背景についてココカラファインは、同社の取り扱い商品が、くすり、化粧品、日用品、食品、など多岐にわたる点を挙げる。「スタッフが必要となる知識は膨大で、店舗のオペレーションも多様化している。これまでマニュアルを整備して対応してきたが、全国約1300店舗で日々発生するQ&Aに迅速に対応するため、チャットボットを導入した」(同社)。

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