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別府市がRPAソフト「UiPath」を本格導入、実証実験では年間1078時間を削減

2019年6月24日(月)IT Leaders編集部

大分県別府市は、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトウェア「UiPath」を本格導入した。2018年に行った実証実験では、職員が行う作業時間の85.2%、年間1078時間の削減効果を試算できた。導入および活用支援は、アジアクエストが担当する。UiPathが2019年6月21日に発表した。

 別府市は、2018年にUiPathを利用したRPAの実証実験を行い、15業務(保険年金課14業務、情報推進課1業務)のRPAシナリオを職員の手により作成した。実証実験では、複数のRPA製品を比較したうえで、UiPathを採用した。

 実証実験では、対象の15業務に関して、職員が行う作業時間の85.2%、年間1078時間の削減効果を試算した。RPA導入による成果が見込めたため、アジアクエストとともにUiPathを利用してRPAを推進していくことを決めた。

 RPAの活用により、職員が行う定例的な業務負担を軽減する。軽減した作業時間を職員でなければ実施できない業務に割り当てることで、市民サービスの向上を図る。また、システムへのデータ入力業務における入力ミスの削減、入力結果の確認作業における時間の短縮や確認漏れの削減など、作業品質の向上を目指す。

 別府市は、2019年度をRPAの先行導入期間と位置づけ、一部の部署を対象にRPAの活用を推進していく計画である。本格導入は、2019年5月からスタートし、シナリオ作成済みの15業務について本番業務で活用する。対象業務も拡大する。

 将来的には、AIを活用してRPAとAI-OCR(光学文字認識)の連携処理の実施なども視野に入れている。

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