データ・アプリケーション(DAL)は2019年9月6日、Web-EDIサーバーソフト「ACMS WebFramer」の新版(V1.6)を発表した。Web-EDI画面を自動生成するオプション「ACMS WebFramer Webアプリケーション構築支援ツール」も新版(V1.6)とした。いずれも、同日提供を開始した。新版では、Oracle Database 18c/19cへの対応などを図った。
データ・アプリケーション(DAL)の「ACMS WebFramer」は、Web-EDIソフトである(図1)。EDIプロトコルによるデータ転送ではなく、Webアプリケーション画面(Webブラウザ画面)で受発注データをやりとりする。別途、EDIソフトの「ACMS B2B」を組み合わせることで、EDIプロトコル(Web APIやレガシープロトコル)とWeb画面という、2つの異なるインタフェースを使って、EDIメッセージをやり取りできるようになる。
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Web-EDIソフトを使えばWebブラウザだけで受発注データをやり取りできるが、やり取りする受発注データごとにWeb画面(EDIアプリケーション)を作成する必要がある。用途に応じて必要なデータフォーマットを定義し、これに基づいたデータ入出力画面を実装する必要がある。
オプションのACMS WebFramer Webアプリケーション構築支援ツールを用いると、個々の受発注データのためのWeb画面(EDIアプリケーション)を自動で生成できる。業務で利用するデータベースや取引画面のレイアウトなどを登録し、業務フローを設定するだけで、Webアプリケーションを動的に生成できる。
ACMS WebFramerとオプションの新版では、データベースサーバーソフトとして、新たにOracle Database 18c/19cを使えるようにした。実行環境となるJava環境も拡大し、Red Hat OpenJDK 8(Linuxのみ)、Amazon Corretto 8、Azul Systems Zulu Enterprise 8、AdoptOpenJDK 8 OpenJ9を使えるようにした。
また、Webアプリケーション自動生成オプションの新機能として、Webアプリケーション画面に画像(JPEGやPNG)や連絡事項など(長文テキスト)を表示できるようにした。これにより、アプリケーション画面の視認性や可読性が向上した。
価格(税別)は、Web-EDIソフトのACMS WebFramerが200万円、アプリケーション自動生成オプションのACMS WebFramer Webアプリケーション構築支援ツールが100万円。