RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトウェアを提供するUiPathは2019年9月20日、RPAとAIを連携させた製品・サービスを研究開発する施設「UiPath × AI Lab Japan(UiPath AI Lab)」を、大手町ビル3階に開設した。30社以上のAI企業が参加し、RPAと各種AIソフトウェアを連携させた開発・実証実験を行う。2019年9月20日~同年12月27日まで運営する。
UiPathが開設した「UiPath AI Lab」は、ユーザー企業のビジネスプロセスについて、RPAソフトウェア「UiPath」と各種AIソフトウェアを組み合わせた自動化を、具体的に検討・検証する場である。
UiPathと30社以上のAI企業のエンジニアが参加し、AI-OCR(光学文字認識)、チャットボット、自然言語処理、マシンラーニング、ディープラーニング、プロセスマイニングなど、様々なAIソフトウェアとRPAの連携を試行して、実際のビジネスの自動化に最適な組み合わせやプロセスを見つけ出す。また、新しいビジネスモデルについても議論し、試行する。
同施設を利用することで、複数のAIソフトウェアを同じタイミングでまとめて試し、その場でソフトウェアごとの差異についても検討できる。同施設で行われる様々な実証実験の実績も蓄積していくため、そのノウハウも活用できる。RPAとAIを活用した業務自動化の実証実験を効率的に、かつ質の高いレベルで行える。
UiPath AI Labでは、このほかにも、ユーザー向けに特定のAIソリューションに特化したセミナー「Tech Days」を不定期で開催するほか、RPAとAIの連携ソリューションの展示やデモを常設する。また、「どのAI-OCRと連携したら良いか?」「自社の業務自動化に最適なテクノロジーは?」などの様々な疑問に応えるため、同施設に関するWebサイトを公開した。