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明治安田生命、営業職員3万人に業務用スマートフォンを配布

2019年10月31日(木)IT Leaders編集部

明治安田生命保険は、全国約3万人の営業職員向けに、業務用スマートフォンを配布した。保険商品の手続きや契約者への情報提供などの用途で使う。2019年10月に配布を完了し、2019年11月から本格運用を開始する。全営業職員への業務用スマートフォンの導入は、大手生命保険会社では初の取り組みとしている。スマートフォンを提供したNTTドコモが2019年10月31日に発表した。

 明治安田生命が導入した業務用スマートフォンの特徴の1つは、安全性を確保したことである。要件として、「端末上に顧客情報を持たないこと」、「スクリーンショットが撮れないこと」、「スマートフォン内を機密性の高いアプリを置く領域と一般的なアプリを置く領域の2つに分けること」、「顧客情報閲覧用の業務アプリケーションに生体認証(指紋)でログインできること」などを実現した。

図1:営業職員向けスマートフォンのシステムイメージ(出典:NTTドコモ)図1:営業職員向けスマートフォンのシステムイメージ(出典:NTTドコモ)
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 システム設計においては、クラウドサービスをベースとした(図1)。これにより、システムの堅牢性、汎用性、拡張性を高めるとともに、スマートフォンの導入期間を短縮した。

 アプリケーション面では、チャットアプリと電話帳アプリを導入し、顧客とのコミュニケーション手段を多様化した。また、高精細カメラを活用して各種手続きをペーパーレスで行えるようにするなど、営業職員の対面サービスを強化した。

 生命保険業界に特化したスマートフォンシステムを開発するにあたって、NTTドコモとともに、2017年9月から約2年間の実証を重ねてきた。NTTドコモは、端末や導入するアプリの選定、アプリのカスタマイズ、導入・展開に向けてのサポートなどを提供した。

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