MatrixFlowは2020年1月16日、AIの受託開発サービスと、AI開発の内製化を支援するコンサルティングサービスを提供すると発表した。開発ツールとして、プログラミング不要でAIシステムを構築できる開発基盤「MatrixFlow」を活用する。
プログラミング不要でAIシステムを構築できる開発基盤「MatrixFlow」を通して、AIシステムの開発を受託する(画面1)。特徴は、企業がAIベンダーにAI開発を外注するという一般的な受託開発の形式とは異なり、AI開発の内製化を支援できることである。
画面1:MatrixFlowを使ったAIシステムの開発画面(出典:MatrixFlow)拡大画像表示
まずは、MatrixFlowがユーザーからAI開発を受託する。AIシステムを構築した後で、MatrixFlowの使い方に関するレクチャーを実施し、AI開発に関するノウハウをユーザーに移管する。最終的には、AIシステムを社内で開発・運用できるようになる。
MatrixFlowの特徴は、アルゴリズムを見える化できることと、マシンラーニングを自動化できること。これらの技術によって、専門家がいなくてもAIシステムを構築できる体制を構築でき、AI開発を内製化できるようになるとしている。
AIシステム開発の短期化も図れる。従来のAI受託の形式では3カ月かかる案件を、MatrixFlowを活用することで1.5カ月で納品できる。また、開発を続けることで開発ノウハウが部品や部品の組み合わせのテンプレートとして蓄積されていくため、これを再利用できる。
AIシステム開発後のメンテナンスも容易である。モデルの3分の1は最低でも月1回の更新が必要であり、特にマーケティングや営業、SCMや製造業では毎日の更新が求められる傾向にある。こうした中、毎回のモデル更新を外部の業者へ委託することは好ましくない。MatrixFlowはマウス操作だけでモデルを更新できる。
AI開発を内製化できれば、ビジネスを理解している人が直接AIを作れる。これにより、価値のあるAIシステムを開発できるようになる。
MatrixFlow / 内製化 / コンサルティング
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