ユーザーローカルは2020年2月5日、ユーザーサポート業務に特化した自動応答システム「ユーザーローカル サポートチャットボット」を強化したと発表した。質問文を自動で分類する機能を強化することにより、問い合わせ履歴データをもとにチャットボットを自動で構築できるようにした。質問文を分類する仕掛けとして、米Googleが開発した言語処理AI技術「BERT」を利用する。
「ユーザーローカル サポートチャットボット」は、ユーザーからの問い合わせに回答するユーザーサポート業務に特化した、自動応答システム(チャットボット)である。SNS上にある60億件を超える会話データを分析して得た自然言語処理技術と、テキスト解析の精度向上に特化した独自開発のAIを活用している。
チャットボットを使うことで、質問対応に割いていた労働時間を削減できる。一方で、チャットボットのシステムを導入するためには、事前準備として「どんな質問に、どんな回答を返すか」というロジックを作る必要がある。このため、システムを稼働させるまでに手間と時間がかかってしまう。
今回、サポートチャットボットを強化し、サービスを利用するエンドユーザーや社内スタッフから日々寄せられる問い合わせの履歴をもとに、問い合わせの質問を自動で分類することによって、チャットボットを短期間で開発できるようにした(図1)。プログラムを一切書くことなく導入できる、としている。
図1:「ユーザーローカル サポートチャットボット」を強化し、問い合わせの質問を自動で分類することによって、チャットボットを短期間で開発できるようにした(出典:ユーザーローカル)拡大画像表示
問い合わせの質問を自動で分類する仕組みとして、米Googleが開発した自然言語処理分野のAI技術「BERT」(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)を利用している。Web上にある大量の文章で事前学習したモデルを利用することで、高精度に文書を分類する。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-


