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サイバートラスト、RHEL 8.1ベースのLinux「MIRACLE LINUX 8 Asianux Inside」

2020年3月19日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サイバートラストは2020年3月19日、Linux OSの新版「MIRACLE LINUX 8 Asianux Inside」を発表した。新版では、ベースとなるRed Hat Enterprise Linux(RHEL)のバージョンを7(7.6)から8(8.1)へと上げた。

 MIRACLE LINUX 8 Asianux Insideは、RHELをベースに、アジアのビジネス要件に合わせてサポートを強化したLinux OSである(関連記事サイバートラスト、RHEL 7.6ベースの「Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7 SP3」)。基幹システムが求めるミッションクリティカルな要件から、特定業務用機器への組込みに必要なカスタマイズの要件まで、各種のシーンに適合する。

 主な特徴は、サポート体制が充実していることである。サイバートラストから日本語での技術サポートを受けられる。さらに、販売開始から5年以上販売を続けるほか、サポート期間を10年と長く設定している。基幹サーバーに必要な長期運用や、業務機器への組込みに必要な長期安定供給のニーズに応える。

 新版では、ベースとなるRed Hat Enterprise Linux(RHEL)のバージョンを、従来版の7.6から8.1へと上げた。これに合わせて、製品名を「Asianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7」から「MIRACLE LINUX 8 Asianux Inside」へと変更した。

 RHEL 8.1ベースとなったことで、利用できるハードウェアの選択肢が広がった。また、RHEL 8.1ベースであるため、RHEL 8向けに開発したアプリケーションを、そのまま動作させられる。

 価格(税別)は、サポートを含んで、年額7万8000円から。

 物理サーバー向けの「MIRACLE LINUX Standard Pack」の場合、標準的な9時から18時までのサポートを含んで、1年で7万8000円、3年で16万2000円、5年で22万2000円。追加1年は7万8000円。

 仮想化環境向けの「MIRACLE LINUX for VM Standard Pack」は、標準的な9時から18時までのサポートを含んで、1年で19万8000円、3年で48万円、5年で69万円。追加1年は19万8000円。

 特定業務用機器(産業用コンピューターやアプライアンスへの組み込み)向けライセンスは、10ライセンスで15万円(1ライセンスあたり1万5000円)。

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