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キヤノンITS、全銀TCP/IP手順をインターネット化する中継ソフトに新版、セキュリティ機能を追加

2020年4月13日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

キヤノンITソリューションズは2020年4月13日、既存の全銀TCP/IP手順システムをインターネットにつなぐ中継ソフトウェアの新版「EDI-Master B2B TLS-Accelerator V1.1」を発表した。同日提供を開始した。新版では、最大システム規模を32接続から128接続までに拡大したほか、オプションによってセキュリティ機能を強化した。

 EDI-Master B2B TLS-Acceleratorは、企業間でファイルを転送するための通信手順の1つで、2017年5月制定の「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」を使えるようにするソフトウェアである(関連記事キヤノンITS、既存の全銀TCP/IP手順システムをインターネットにつなぐ中継ソフトを発表)。

 全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)は、以前の全銀TCP/IP手順の後継プロトコルに相当する。INSネットなどのセキュアな専用回線ではなく、インターネットを用いて通信することを想定しており、全銀TCP/IP手順にSSL/TLS暗号機能などを追加している。

 EDI-Master B2B TLS-Acceleratorは、以前の全銀TCP/IP手順を搭載した既存システムと、新しい全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)を採用したシステムとをネットワーク上でつなぎ、両者の間で互いにデータをやり取りできるようにする。このためのプロトコル変換ゲートウェイソフトウェアである。

 既存の全銀TCP/IP手順システムのフロントに配備して使う。これにより、これまで運用してきた全銀TCP/IP手順システムを変更することなく、SSL/TLS暗号機能を追加し、TCP/IP手順・広域IP網システムとファイルをやり取りできるようになる。

 なお、全銀TCP/IP手順だけでなく、HTTPやメールプロトコル(SMTP、POP3、IMAP4)などの、企業内でSSL/TLS化していないTCP/IPベースの通信手順全般を、SSL/TLS化できる。外部のメールサーバーへのTLS接続など、さまざまな用途に利用できる。

 今回の新版では、大規模なシステムを構築できるようにした。これまでは最大で32接続だったが、最大で128接続まで拡張できるようにした。新版ではさらに、セキュリティ機能を強化するオプション「EDI-Master B2B TLS-Accelerator Extension Pack」を新規に用意した。

 オプションのEDI-Master B2B TLS-Accelerator Extension Packを導入すると、不正な通信元からのアクセスを拒否するフィルタリング機能を利用できる(図1)。全銀センターコードなどの複数のパラメータを条件にフィルタリングをかけられる。

図1:EDI-Master B2B TLS-Accelerator Extension Packを適用すると利用できるフィルタリング機能の概要(出典:キヤノンITソリューションズ)図1:EDI-Master B2B TLS-Accelerator Extension Packを適用すると利用できるフィルタリング機能の概要(出典:キヤノンITソリューションズ)
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 価格(税別)は、中継ソフトウェア本体のEDI-Master B2B TLS-Accelerator V1.1が、20万円(Windows版)または60万円(Linux版)。セキュリティオプションのEDI-Master B2B TLS-Accelerator Extension Packが、100万円(Windows版)または150万円(Linux版)。販売目標は、「EDI-Masterシリーズ」を中核とするEDI製品サービス事業で、2025年までに年間売上高25億円。

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キヤノンITS、全銀TCP/IP手順をインターネット化する中継ソフトに新版、セキュリティ機能を追加キヤノンITソリューションズは2020年4月13日、既存の全銀TCP/IP手順システムをインターネットにつなぐ中継ソフトウェアの新版「EDI-Master B2B TLS-Accelerator V1.1」を発表した。同日提供を開始した。新版では、最大システム規模を32接続から128接続までに拡大したほか、オプションによってセキュリティ機能を強化した。

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