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システム監視ソフト新版「Zabbix 5.0」、運用管理ソフトとの連携や監視テンプレートを強化

2020年5月13日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ラトビア共和国のZabbixの日本支社であるZabbix Japanは2020年5月12日、システム/ネットワーク監視ソフトウェアの新版「Zabbix 5.0」を発表した。LTS(Long Term Support)バージョンにあたり、リリース後5年間のサポート(延長サポートで最長7年間)を提供する。Linux上で動作するオープンソース(OSS)であり、ダウンロードして利用できる。

 Zabbixは、オープンソース(OSS)のシステム/ネットワーク監視ソフトウェアである(関連記事システム監視ソフト新版「Zabbix 4.4」、エージェントの刷新や、Webフック型の障害通知など)。専用のエージェントソフトウェア(各種UNIX/LinuxやWindowsで稼働)を用いたサーバー監視、SNMP監視、リモートログイン(SSH)とコマンド実行によるサーバー監視、ポート監視(ネットワークサービスの死活監視)、――など、各種の方法で監視できる。

画面1:Zabbix 5.0の画面(出典:Zabbix Japan)画面1:Zabbix 5.0の画面(出典:Zabbix Japan)
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 新版のZabbix 5.0では、各種の運用管理ソフトウェアや通知/メッセージングサービスなどと連携する機能を標準で搭載した。RedmineやJIRA、ServiceNow、Zendeskなどのチケット管理システムとの連携、Microsoft TeamsやSlackなどへの障害通知連携などを、Webインタフェースから選択して利用できる。

 また、Docker、Elasticsearch、MySQL、Redis、Memcachedなどのアプリケーションを監視するためのプラグインとテンプレートを標準で用意した。これにより、これらのアプリケーションの監視を、手間をかけることなく開始できる。

 これらのサービス/アプリケーション連携や監視テンプレートは、Zabbix 4.2/4.4で導入しZabbix 5.0で機能を強化した監視データの保存前処理や、通知のWebhook機能によって実現している。ユーザーが独自の連携機能やアプリケーション監視機能を作成する場合も、独自のスクリプトの作成などを行うことなく、Webインタフェースを用いた設定だけで機能を実現できる。

 新版では、Go言語を利用して新規に開発した新しいZabbixエージェント(Zabbix Agent 2)のWindows版をリリースした。試験的に配布していたLinux版とあわせて、Zabbix 5.0から正式にサポートを開始する。

 新しいZabbixエージェントは、Go言語を利用したプラグインシステムによって、容易に機能を拡張できる。Zabbix 5.0で追加しているアプリケーションの監視機能も、このプラグインシステムを利用している。アプリケーションの監視機能の実装を、より早く容易に行える。

 新版では、セキュリティも強化した。監視設定に必要なパスワードやAPIトークンなどを非表示にできる。他の管理者に機密情報を開示することなく、監視設定を共有できる。これにより、システム全体のセキュリティが向上する。また、Zabbixが監視設定や監視データの保存に利用するMySQLやPostgreSQLとの接続に、暗号化通信を利用できるようにした。

 インタフェースの操作性も改善した(画面1)。Webインタフェースのメインメニューデザインを刷新し、ワイドスクリーン用に適したユーザーインタフェースへと改善した。ダッシュボードウィジェットのグラフを画像として保存できる機能や、一覧表示のフィルタの強化など、操作性を改善している。また、新たにプラグインシステムを導入し、Webインタフェースに独自の拡張機能を導入できるようにした。

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