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プレゼン動画を簡単に作成して知識を社内共有─アシストの「Panopto」

音声認識/OCRで見たいところを検索して視聴可能

2020年8月3日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アシストは2020年8月3日、マニュアルや資料などを動画コンテンツとして作成し、社内で共有できるクラウドサービス「Panopto(パノプト)」(開発元:米Panopto)の販売を開始した。閲覧者は、字幕や解説文などのテキスト情報で動画を検索し、必要な部分を素早く見つけ出して視聴できる。。価格(税別)は年額470万円(1000ユーザー)からで、動画の保存量には制限はない。

 アシストの「Panopto」は、米パノプトが開発した、クラウド型動画制作/配信プラットフォームである。PowerPointのプレゼンテーション資料を提示しながら音声で解説する動画コンテンツや音声で使い方を解説する動画コンテンツなどを作成して共有/配信が行える(図1)。

図1:マニュアルや資料などを動画の形で作成し、社内で共有できるクラウドサービス「Panopto」の概要(出典:アシスト)図1:マニュアルや資料などを動画の形で作成し、社内で共有できるクラウドサービス「Panopto」の概要(出典:アシスト)
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 動画を作成するツールとして、Windows/Mac上で動作するレコーディングソフトウェアを提供する(図2)。動画コンテンツの主要素として、画面をキャプチャする形でレコーディングする。画面操作に合わせて、マイクとカメラによる音声/映像を重ねてレコーディングできる。

図2:動画を作成するツールとして、Windows/Mac上で動作するレコーディングソフトを提供する。画面キャプチャやPowerPoint資料を主コンテンツとし、画面操作に合わせてマイクとカメラによる音声/映像を重ねてレコーディングできる。音声認識とOCRによって、動画のインデックスを自動生成できる(出典:アシスト)図2:動画を作成するツールとして、Windows/Mac上で動作するレコーディングソフトを提供する。画面キャプチャやPowerPoint資料を主コンテンツとし、画面操作に合わせてマイクとカメラによる音声/映像を重ねてレコーディングできる。音声認識とOCRによって、動画のインデックスを自動生成できる(出典:アシスト)
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音声認識とOCRで動画のインデックスを自動生成

 音声認識機能を備えており、しゃべった内容を自動でテキスト化する。また、画面キャプチャ画像からは、OCR(光学文字認識)でテキスト情報を抽出する。こうして音声や画面OCRで抽出したテキスト情報を、動画ファイルのメタデータとして記録する。これらは、動画を文字列検索する際のインデックスになる。

 動画のメタデータによって、視聴したい箇所に素早くジャンプできる。検索した文字列に合致した箇所を再生できるほか、PowerPoint資料の各ページの画像など、動画映像のインデックスとなる画像をクリックして、該当部分を再生できる。再生速度も0.5倍速~2倍速の間で変更できる。

 社員の講演動画や、他の映像制作ツールで作成した動画など、すでに持っている動画コンテンツをPanoptoに登録する使い方もできる。各種形式の動画コンテンツをPanoptoにアップロードすることで、自動で音声を認識し、字幕データやインデックスを生成してくれる。

 PowerPoint資料を動画の要素として使う場合には、PowerPointの操作画面をキャプチャする方法ではなく、PowerPoint資料をPanoptoのクラウドにアップロードして登録できる。こうして登録したクラウド上のPowerPoint資料を操作しながら動画をレコーディングできる。PowerPoint資料を登録することで、OCRでなくてもテキスト情報を抽出できる。また、動画の閲覧者は、PowerPoint資料をダウンロードできる。

●Next:Panoptoのコンセプトである、アシストのIoK構想とは

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