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SCSK、ERPとIoTを連携させた勤怠管理システムを提供、BLEタグで従業員の勤務実態を把握

2020年8月27日(木)IT Leaders編集部

SCSKは2020年8月26日、在宅勤務など新たな働き方に取り組む企業の勤務実態に即した勤怠管理を可能にするため、新たな勤怠管理のシステムサービスを提供開始した。自社開発のERP「ProActive勤怠管理システム」と、BLE(Bluetooth Low Energy)タグを使って働く人と環境を見える化するIoTシステム「CollaboView」を連携させ、勤務実態に即した勤怠管理を可能にする。

 SCSKは、BLE(Bluetooth Low Energy)タグで勤務実態を可視化するIoTシステムとERPを連携させた、新しい勤怠管理のシステムサービスを提供する(図1)。IoTによって、位置情報や検知時刻といった勤務の実態が分かる。働き方改革関連法で義務化されている「客観的方法による労働時間把握」への対応と、全従業員の勤務場所の可視化が可能になる。

図1:BLEタグで勤務実態を可視化するIoTシステムとERPを連携させた、新しい勤怠管理のシステムサービスを提供する(出典:SCSK)図1:BLEタグで勤務実態を可視化するIoTシステムとERPを連携させた、新しい勤怠管理のシステムサービスを提供する(出典:SCSK)
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 BLEタグの電波情報を自動で収集し、従業員の位置情報を取得する。オフィスやサテライトオフィスに配置した中継器や、従業員が所有するスマートフォンを経由してデータを収集する。全従業員の業務従事場所と在席状況を、CollaboViewでリアルタイムに確認できる。オフィスへの出社なのか、在宅勤務によるリモートワークなのかを一目で把握できる。

 ProActive勤怠管理システムのスマートフォン版は、標準でGPS打刻ができる。これにより、直行・直帰時の勤務打刻ができる。外出中や在宅勤務中における従業員の勤務場所の特定も容易になる。

 CollaboViewで収集した1日の初回・最終検知時刻の情報は、ProActive勤怠管理システムへとデータ連携させる。時間情報と始業・終業打刻時間を比較することで、適切な勤務時間が登録されているかどうかを把握できる。

 打刻時間とCollaboViewの時間情報に差異がある場合は、ProActive勤怠管理システム上で正しい勤務時間へ修正するか、時間が乖離した理由を記載しない限り、管理者による承認ができない。在宅勤務時の「隠れ残業」の兆候の捕捉・抑止に活用できる。

 背景について同社は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、各企業ではリモートワークによる在宅勤務など、新たな働き方が模索されていることを挙げている。「一方で、在宅勤務などの実施に伴って、業務時間中の在席確認や実働時間の客観的な把握など、管理者・在宅勤務者ともに負荷が増加している実態もある。勤怠管理を主管する管理部門では、全社における在宅勤務の実態把握なども課題になりうる」(同社)。

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