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TwoFive、S3互換クラウドストレージ「RSTOR」を東京DCで開始、高速データ転送などに特徴
2020年9月1日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三
TwoFiveは2020年9月1日、Amazon S3互換クラウドストレージ「RSTORマルチクラウドプラットフォーム」(開発元:米RSTOR)を発表した。特徴として、TCPのオーバーヘッドを廃した高速なデータ転送、価格の安さ、各種パブリッククラウドとの接続性などをアピールしている。同日付で東京データセンターを新設し、稼働を開始した。同年中に大阪にもデータセンターを開設する。価格(税別)は、保存量1TBあたり月額800円で、データ転送に伴う費用は発生しない。
TwoFiveの「RSTORマルチクラウドプラットフォーム」は、米RSTORが開発したAmazon S3互換クラウドストレージである。米Equinix、米CoreSite、オランダのInterxionなどのデータセンターにリソースを配置し、クラウドストレージサービスを提供する(図1)。また、クラウドサービス以外の形態として、オンプレミスへのストレージソフトウェアの導入や、アプライアンスの提供もできる。
図1:RSTORマルチクラウドプラットフォームのサービスを提供するデータセンターの地図(出典:TwoFive) TwoFiveが挙げる特徴の1つは、オンプレミス環境やパブリッククラウド環境などのWANを介した環境とRSTORとの間のデータ転送を高速化する仕掛けを用意していること。TCPプロトコルでコネクションを確立する際のSYN/ACKのハンドシェイクなどを省略して高速化を図るゲートウェイソフトウェア「RSTOR Transporter」を提供する。
RSTOR Transporterをオンプレミス環境やパブリッククラウドなどに配置することで、RSTORとの間でデータを高速に転送できるようになる。TwoFiveによれば、従来と比べて最大で30倍高速にデータを転送できるとしている。
パブリッククラウド(AWS、Azure、GCPなど)との接続性も高いとしている。データセンターの中で、これらパブリッククラウドと直接つながるとしている。
価格の安さもうたっている。クラウドサービスとして、保存するデータ量に応じて、1TBあたり月額800円を課金する。データ転送に伴う費用は発生しない。TwoFiveによれば、業界標準の価格と比べて最大80%の低コストで済むとしている。
セキュリティと冗長性も確保した。データは、エンドツーエンドで暗号化(AES-256)する。データの冗長性を確保するため、1つのデータを3つの物理データセンターに同時に配置する。
TwoFive / RSTOR / Amazon S3 / オブジェクトストレージ / クラウドストレージ
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