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RPAソフト新版「WinActor Ver.7.1.1」、日本語・英語の両Windowsで同一シナリオを実行

2020年10月2日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2020年10月1日、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトウェア「WinActor」の新版Ver.7.1.1を販売開始した。新版では、メニューの表示を日本語と英語で切り替えられるようにしたほか、自動化シナリオを言語非依存化する機能を搭載した。日本語Windows上で作成したシナリオを英語環境においても(英語Windows環境で作成したシナリオを日本語環境においても)、そのまま利用できるようになった。国内外に拠点を構える企業は、同じ内容のシナリオを日本語圏でも英語圏でも利用できる。

 WinActorは、国産のRPAソフトウェアである(関連記事NTT-AT、RPAソフト新版「WinActor Ver.7.0」を発表、同時に複数のシナリオを編集可能に)。WindowsアプリケーションやWebアプリケーションで行う各種の操作を「シナリオ」として記録し、これを人間に代わって自動で実行できる。既存システムに手を加えることなく、これまで人手で行ってきた定型的な繰り返し作業や、複数システムにまたがるデータの投入作業などを自動化できる。

 今回の新版では、WinActor画面のメニューから表示言語を日本語と英語の間で切り替えられるようにした。さらに、自動化シナリオを言語非依存化する機能を搭載した。言語非依存化機能によって、同じ内容のシナリオを日本語圏でも英語圏でも利用できるようになった。

 通常、Windows標準のアプリケーション名は、使用言語に依存する。アプリケーションウィンドウの上端のタイトルバーには、使用言語でのアプリケーション名が入る。例えば、日本語Windowsの「メモ帳」は、英語Windowsでは「Notepad」である。このため、従来は、WinActorを動作させるWindowsの言語に応じて、アプリケーション名でウィンドウを識別するルールなどを修正する必要があった。

 今回、言語非依存化機能として、ウィンドウの識別ルールを自動変換する機能を搭載した(図1)。これにより、日本語Windows上で作成したシナリオを英語環境においても(英語Windows環境で作成したシナリオを日本語環境においても)、そのまま利用できるようになった。独自のアプリケーションについても、変換辞書を手動で設定することによって、Windows標準のアプリケーションと同様にアプリケーション名を変換できる。

図1:ウィンドウを識別するアプリケーション名を自動で変換できるようにした(出典:NTTアドバンステクノロジ)図1:ウィンドウを識別するアプリケーション名を自動で変換できるようにした(出典:NTTアドバンステクノロジ)

 WinActorの価格(税別)は、ノードロックライセンス版(従来版)の場合、フル機能版が年額90万8000円で、実行版が24万8000円。フローティングライセンス版とライセンス管理ソフトウェアのセットは、オープン。

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