[市場動向]

KDDI、AWS Wavelengthを東京に加えて大阪データセンターでも利用可能に

2021年2月5日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

KDDIは2021年2月5日、モバイル通信事業者のネットワークを用いて低遅延/超低遅延のアプリケーション/サービスの提供を可能にするIaaS型サービス「AWS Wavelength」のデータセンターを拡充した。2020年12月から提供している東京データセンターに加えて、同年2月5日付で大阪データセンターでも提供を開始した。

 「AWS Wavelength」は、バイル通信事業者のネットワークを用いて低遅延/超低遅延のアプリケーション/サービスの提供を可能にするIaaS型サービスである。サービス事業者は、モバイル端末にアプリケーションサービスを提供するためのサーバー機能を運営できる。仮想サーバーのAmazon EC2やブロックストレージのAmazon EBSなど、基本的なIaaS基盤を利用できる(関連記事「AWS Wavelength」の国内提供開始、KDDI 5G網を用いた超低遅延サービス構築が可能に)。

 AWS Wavelengthの最大の特徴は、モバイル通信事業者のデータセンターにAWSのリソースを設置し、これをAWS同様に使えるようにしていることである。インターネットを介してAWSの既存のリージョンに接続する必要がない。モバイル通信事業者のローカル設備内で通信が完結するため、モバイル端末とアプリケーションサーバーとの間で低遅延の通信ができる。

 AWS Wavelengthの最初の国内提供は、KDDIの東京データセンターである。2020年12月から提供している。今回、2021年2月5日付で、KDDIの大阪データセンターを追加した。今後も、KDDIの5Gネットワーク内にAWSのIaaSデータセンター「AWS Wavelength Zone」を拡大するとしている。

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