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システムインテグレータ、DB操作ツール「SI Object Browser」新版、Oracle DB 21cの新機能に対応

2021年7月13日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

システムインテグレータは2021年7月13日、データベースの作成や各種メンテナンスを実行するDB操作/開発支援ツール「SI Object Browser」のOracle Database版の新版「SI Object Browser for Oracle 21.1」を発表した。同年8月4日から販売開始する。新版では、Oracle Cloud上で同年提供が始まった「Oracle Database 21c」の操作に対応し、その新機能を利用できるようにしている。

 システムインテグレータの「SI Object Browser」は、RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)をGUIで操作/管理できるデータベース操作/開発支援ツールである。SI Object BrowserからRDBMSに接続し、テーブルなど各種オブジェクトの作成/編集、RDBMS側に配置する業務ロジックの作成、SQLの実行など、各種のDB操作/メンテナンス操作を実行できる。

 SI Object Browser for Oracleは、SI Object BrowserのOracle Database版に当たる(関連記事システムインテグレータ、Oracle 18cの新機能を実装したDB操作ツールを販売)。今回の新版「SI Object Browser for Oracle 21.1」では、Oracle Cloud上で2021年に提供が始まった「Oracle Database 21c」を操作できるようにした(関連記事ストアドプロシージャをJavaScriptで記述可能、Oracle Database 21cの新機能を説明)。Oracle Database 21cの新機能も利用できる。

 Oracle Database 21cの新機能への対応の1つとして、JSONデータ型を扱えるようにした(図1)。具体的には、テーブル作成時にデータ型として指定できる選択肢に「JSON」を追加したほか、データベース上はバイナリデータのため読むことが難しいJSONデータを、参照時に自動で変換して可視化できるようにした。また、JSONデータを階層構造に成形できる機能も実装した。

図1:テーブル作成時にJSONデータ型を選択できるようにした(出典:システムインテグレータ)図1:テーブル作成時にJSONデータ型を選択できるようにした(出典:システムインテグレータ)

 Oracleの以前のバージョンでもJSONデータは扱えたが、取り扱いはVARCHAR2やLOBを使用する必要があった。JSONデータ型が扱えるようになったことで、参照や更新における速度向上が見込める。日本オラクルの発表では、スキャンが最大で10倍、アップデート処理が最大で4倍高速になる。Oracle SQL/JSONは、YCSBベンチマークにおいてMongoDBやAWS DocumentDBと比較して2倍高速になったとしている。

 加えて、テーブル作成時にブロックチェーンテーブルを作成できるようにした(図2)。ブロックチェーンテーブルを作成するためのDDL文を意識することなく、GUIで簡単に作成できるようにした。Oracle Database 21cの新機能の1つが、データを暗号化して電子署名をチェーン化するブロックチェーンテーブルであり、データが改竄されていないことを保証する。ユーザーやケーションからは、通常のデータベーステーブルとしてアクセスできる。

図2:ブロックチェーンテーブルを作成できるようにした(出典:システムインテグレータ)図2:ブロックチェーンテーブルを作成できるようにした(出典:システムインテグレータ)

 パスワードロールオーバーの機能を利用するための設定を、プロファイルのGUI画面から行えるようにもしている(図3)。パスワードロールオーバー機能は、Oracle Database 21cの新機能であり、ユーザーが新しいパスワードを設定した後に、旧パスワードを失効させるまでの時間を設定できる。設定期間中は新旧のバスワードが両方使えるようになり、設定期間後に旧パスワードが使えなくなる仕組み。

図3:パスワードロールオーバーの機能を利用するための設定を、プロファイルのGUI画面から行えるようにした(出典:システムインテグレータ)図3:パスワードロールオーバーの機能を利用するための設定を、プロファイルのGUI画面から行えるようにした(出典:システムインテグレータ)

 SI Object Browserに追加した新機能の1つが、接続先リストの外部ファイル入出力機能である。SI Object Browserは以前から、データベースの接続先を登録しておくことによって、ログインの度に発生する接続情報の入力操作を省略できる。この登録情報はSI Object Browserをインストールした端末に保存してあるが、これを外部ファイルに出力し、別の端末にコピーできるようにした。

 一覧系画面の外部ファイル出力機能も加わった。SI Object Browserは以前から、ユーザー情報やデータベースの初期化パラメータなど、GUIの一覧で参照できる機能を数多く提供している。今回、各種一覧画面の情報をExcelやクリップボードに出力できるようにした。SI Object Browser上で参照した一覧情報を外部ファイルにまとめることができるようになった。

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