オルツは2021年7月30日、Web会議システムの映像に翻訳字幕をリアルタイムで表示するサービス「AI翻訳」の新版を発表した。新版では、Zoom画面に字幕を表示する導線を改善し、操作性を改善した。AI翻訳は無料で利用できる。
オルツの「AI翻訳」は、Web会議システムの映像に翻訳字幕をリアルタイムで表示する無料のクラウドサービスである。利用者がマイクに向かって話した音声をテキスト化し、任意の言語に翻訳した上で、Web会議の映像上に字幕として表示する。話し終えてから映像に字幕が表示されるまでの速度は最速で2秒という。翻訳元と翻訳先言語は、30カ国語以上の言語に対応する(画面1)。
画面1:「AI翻訳」の画面イメージ(出典:オルツ)AI翻訳自体は、Webブラウザ(Google Chrome)からWebサイト「honyaku.ai」にログインして利用する。Google Chromeのエクステンション(拡張機能)をインストールすることで、Web会議映像に字幕を重ねて表示できるようになる。対応するWeb会議システムは発表時点ではZoomに限られるが、順次、他のWeb会議システムにも対応する予定である。
字幕を付すことができるのは、AI翻訳のユーザーを映す映像だけである。AI翻訳ユーザーは、AI翻訳ユーザー自身の映像に、AI翻訳ユーザー自身の音声を他国語に翻訳した字幕を重ねることができる。Web会議の参加者は、AI翻訳ユーザーの映像に映る字幕からAI翻訳ユーザーが話している内容を理解できる。もし、参加者全員の発言を字幕化したい場合は、全員がAI翻訳ユーザーとして会議に参加する必要がある。
今回、AI翻訳(クラウドサービス)のバージョンを1.2.0へ、Chrome拡張機能「AI翻訳 by オルツ」のバージョンを1.0.1へそれぞれ更新した。バージョンアップにより、Zoom出力の操作性を改善している。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-


