アグレックスは2022年1月26日、クラウド型eラーニングシステム「楽々てすと君」に「動画ストリーミングオプション」を追加すると発表した。テレワークなどの働き方や社員教育スタイルの変化に伴う動画コンテンツの需要拡大に対応する。価格は、eラーニング本体が最小構成の同時接続10ライセンスで月額7万5000円、動画オプションが最小構成の同時接続10台(容量1GB)で月額3000円。販売目標は、今後3年間で20社以上。
アグレックスの「楽々てすと君」は、クラウド型のeラーニングシステムである。学習機能、テスト機能、アンケート機能を備えている。eラーニングのコンテンツとして、標準規格SCORM形式やPowerPointの学習教材に対応する。テストやアンケートを含めて、コンテンツを一括で取り込んで利用する(画面1)。

拡大画像表示
動画を教育に利用できる「動画ストリーミングオプション」を追加した。以前から標準機能や外部ストリーミングサービスとの連携によって動画に対応していたが、容量制限や費用負担、動画ファイルのダウンロードで生じる情報漏洩リスクといった懸念があった。
動画ストリーミングオプションでは、ユーザーに動画ファイルをダウンロードさせずにeラーニングシステム上で再生する。コンテンツの外部流出を防ぎ、業務マニュアルなど社外秘事項を扱う教育にも向く。
動画を組み込んだラーニング教材の制作は容易で、作成管理画面から動画ファイルをアップロードすると埋め込みタグを生成し、ITの専門知識がなくても利用可能である。
価格は、eラーニング本体の楽々てすと君が、最小構成の同時接続10で月額7万5000円、最大構成の同時接続200で月額30万円。動画ストリーミングオプションは、同時接続10(1GB)で月額3000円、同時接続200で月額1万円。動画の容量追加オプションが1GBあたり1000円となっている。