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AI inside、ノーコードAI開発・運用基盤「Learning Center」を1秒単位で利用可能に

2022年2月1日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

AI insideは2022年2月1日、ノーコードAI開発・運用基盤「Learning Center」のクラウド版を対象に、料金体系を変更した。従来は月額固定額だったが、これを改め、1秒単位の従量制で学習・推論環境を利用できるようにした。秒単位制にすることで、コスト管理に無駄がなくなり、スモールスタートでAIを開発・運用できるようになった。料金(税別)は、学習が1秒あたり0.104円、推論が1秒あたり0.03円。

 Learning Centerは、画像を認識するAIモデルをノーコードで開発できるサービスである(関連記事AI inside、画像認識AIをノーコードで開発できる「Learning Center」を提供)。クラウドサービス版とオンプレミス版がある。AIやプログラミングの知識は不要で、簡単な入力とマウスクリックだけで、誰でも簡単にAIモデルを開発して運用できる、としている。追加学習によって精度を改善できるほか、他システムとの連携も可能である。

 学習用のデータを用意し、認識したい対象をマウスで指定するだけで、AIモデルを開発できる。教師データは、認識する対象のカテゴリ(作業者、ハンドカートなど)をツールに登録し、認識させたい箇所をマウスで囲って指定してタグ付けする、といった操作で作成する。この後、データを学習させてAIモデルを作成する。作成したAIモデルの精度の評価も可能である。

 今回、Learning Centerのクラウド版を対象に、料金体系を変更した。従来は月額固定額だったが、これを改め、1秒単位の従量制で学習・推論環境を利用できるようにした(図1)。秒単位制にすることで、コスト管理に無駄がなくなり、スモールスタートでAIを開発・運用できるようになった。料金(税別)は、学習が1秒あたり0.104円、推論が1秒あたり0.03円である。従来は、学習が月額10万円、推論が月額3万円だった。

図1:ノーコードAI開発・運用基盤「Learning Center」クラウド版の料金体系を月額固定制から1秒単位の従量制へと変更した(出典:AI inside)図1:ノーコードAI開発・運用基盤「Learning Center」クラウド版の料金体系を月額固定制から1秒単位の従量制へと変更した(出典:AI inside)

 ユースケースと利用料の例を示している。(1)製造工程における外観検査業務で、1日8時間×10日間(合計約28万8000秒)利用した場合、AIの運用費用として約1万円を月末に請求する。(2)マーケティング業務における画像分析業務で、1日2時間×月5回(合計約3万6000秒)利用した場合、AIの運用費用として約1000円を月末に請求する。

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