AI insideは2021年4月21日、画像を認識するAIモデルをノーコードで開発できるクラウドサービス「Learning Center」の提供を開始した。学習用のデータを用意して、認識したい対象をマウスで指定して学習させるだけでAIモデルを開発できる。ベンダーや開発者に依頼することなく、業務部門のエンドユーザーみずからAIモデルを開発できることをアピールしている。価格(税別)は、学習が月額10万円、推論が月額3万円。
AI insideの「Learning Center」は、画像を認識するAIモデルをノーコードで開発できるクラウドサービスである。AIやプログラミングの知識は不要で、簡単な入力とマウス操作で、容易にAIモデルを開発して運用できるとしている。追加学習による精度の改善や、他システムとの連携もサポートしている(図1)。
![画面1:業務部門のエンドユーザーみずから、簡単な入力とマウス操作だけで、AI判定モデルを開発できる(出典:AI inside)](/mwimgs/8/f/600/img_8f6a859cf33a5cf6b297f8b1ad4a1020123652.jpg)
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学習用のデータを用意して、認識したい対象をマウスで指定するだけで、AIモデルを開発できる。認識する対象のカテゴリ(作業者、ハンドカートなど)をツールに登録し、認識させたい箇所をマウスで囲って指定してタグ付けすることで、教師データを作成。この後、データを学習してAIモデルを構築する。AIモデル精度の評価も行える。
AI insideは、Learning Centerで教師データを作成しているアノテーション作業の動画と、開発したAIモデルを使って監視カメラ映像に映る物体を認識している「工場内混雑分析AI」の動画(画面1)を公開している(映像提供:大日本印刷)。
![](/mwimgs/f/5/600/img_f546e175ccb5cc4a5a68b8cdd1fb4f92718762.png)
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