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データ分析基盤「Dr.Sum Cloud」のデータベース連携を強化、差分更新や同期処理が可能に

2022年9月2日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ウイングアーク1stは2022年9月1日、クラウド型データ分析基盤「Dr.Sum Cloud」を強化した。指定したキー項目をもとに差分のデータだけを更新する「差分更新機能」と、連携するデータベースとデータを同期する「同期処理機能」を追加した。これらの追加機能は、Smallライセンス以上において利用可能で、最安価のEntryライセンスでは利用できない。価格(税別)は、Smallライセンスの場合、月額25万円。

 ウイングアーク1stの「Dr.Sum Cloud」は、クラウド型のBI(ビジネスインテリジェンス)ソフトウェアである。オンプレミス型の「Dr.Sum」をSaaSで提供する(関連記事ウイングアーク1st、BIエンジン「Dr.Sum」のクラウド版「Dr.Sum Cloud」を提供)。

 中核機能として、インメモリー型データベースエンジンを備える。企業情報システムのデータを収集し、これを高速に集計する。データを分析・可視化する手段として、Excel画面、Webアプリケーション画面、BIダッシュボードのMotionBoard Cloud、Microsoft Power BI、Tableauなどを利用可能である。

 今回、データ連携機能を強化した。「差分更新機能」は、指定したキー項目をもとに、差分のデータだけを更新する機能である。大量データやSFA/CRMなど更新頻度の高いデータと連携する際に、転送データ量を抑制できる。簡単な設定で差分更新が可能だとしている。

 もう1つの追加機能「同期処理機能」は、連携対象のデータベースとデータを同期(追加・更新・削除)する機能である。商品の在庫状況や属性、会員情報などのマスターリスト管理において、リアルタイムに最新のデータを同期させられるようになった。対象のデータベースは、IBM DB2、SQL Server、Oracle Databaseの3つ。

 なお、Dr.Sum Cloudは、提供する機能や扱えるデータの規模などに応じて、Entry(月額15万円、税別、以下同)、Small(月額25万円)、Medium(月額50万円)、Large(月額200万円)の4つのライセンスを用意している。いずれのプランも初期費用は50万円である。今回の強化機能は、Smallライセンス以上(Entryライセンス以外)で利用可能である。

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