ウイングアーク1stは2019年8月1日、BI(ビジネス・インテリジェンス)ソフトウェアの「Dr.Sum」をクラウド型で利用できるサービス「Dr.Sum Cloud」を発表した。同日付けで提供を開始した。価格(税別)は、最小構成となる「Small」ライセンスで月額25万円。
Dr.Sumは、BIソフトウェアである。中核機能として、インメモリー型のデータベースエンジンを搭載している。企業情報システムのデータを収集して高速に集計するエンジンとして利用できる。1テーブルあたり数10億件といった大量データを運用できる。データは、ExcelやWebブラウザ、BIダッシュボード「MotionBoard Cloud」などを用いて分析・可視化できる。
今回、Dr.Sumをクラウド型で提供するDr.Sum Cloudの提供を開始した(図1)。利用規模や用途に応じて、3つのライセンス(Small、Medium、Large)を用意した(記事末の表1)。価格(税別)は、Smallが月額25万円、Mediumが月額50万円、Largeが月額200万円から。
拡大画像表示
Mediumライセンスでは、Smallライセンスが備えない機能として、「Dr.Sum Data Funnel」を搭載している(関連記事:ウイングアーク1st、BIソフト新版「Dr.Sum Ver.5.1」、IoTデータをリアルタイム処理可能に)。IoTデータのリアルタイム処理に向いた機能であり、ミリ秒単位のストリーミングデータを収集・加工できる。
ライセンス名称 | Small | Medium | Large |
---|---|---|---|
ベース環境(相当) | 4コア16GB | 16コア64GB | 個別要件をヒアリングの上、ユーザーのニーズに合わせた環境を提供 |
ストレージ | 2TB | 2TB | |
データ件数 | 2000万件/テーブル | 1億件/テーブル | |
インメモリー処理 | - | 〇 | |
同時実行数 | 制限なし | 制限なし | |
Dr.Sum Data Funnel | - | 〇 | |
初期費用 | 50万円 | ||
月額利用料 | 25万円 | 50万円 | 200万円から |