インターネット・アカデミーは2022年9月27日、「経営者・管理職のためのIT/DXリテラシー研修」を発表した。同年10月1日から開催する。経営者に向けた1日間の研修であり、IT/デジタルトランスフォーメーション(DX)の基礎知識とリテラシーを学べるとしている。3年間で500人の受講者数を見込んでいる。受講料(税込み)は、研修時間や実施形式に応じて変わり、22万円(オンライン形式、8時間)~30万8000円(オンサイト、10時間)。受講内容のカスタマイズも可能である。
インターネット・アカデミーの「経営者・管理職のためのIT/DXリテラシー研修」は、企業経営者や管理職に向けて提供する、IT/デジタルトランスフォーメーション(DX)の基礎知識とリテラシを学ぶ研修コースである。DXを推進するうえでの基礎知識、事業を支えている各種技術、情報システム部門やITベンダーとのコミュニケーションに必要な知識、先端IT技術、などを学習する。
研修の到達目標として、「技術の性質や背景を踏まえて事業の判断ができるようになる」「DX推進プロジェクトの方針やスケジュール、人材配置のビジョンを描けるようになる」「情報システム部門やITベンダーとのコミュニケーションの質が上がる」ことを挙げている。
オンライン形式またはオンサイト(ユーザー先)で研修を受ける。想定する所要時間は、8~10時間であり、要望に合わせて研修内容や研修時間を調整可能である。受講料(税込み)は、研修時間や実施形式に応じて変わり、22万円(オンライン形式、8時間)~30万8000円(オンサイト、10時間)。受講内容のカスタマイズも可能である。
研修の内容は、表1の通り。Webサイトから申し込む。
実施カリキュラム | 実施項目 | 実施内容 |
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DX推進 | DX概論と推進事例 | DXとは |
DXが推進される社会的背景 | ||
海外のDX推進状況と日本のDX推進事例' | ||
DX推進における課題 | ||
社内のDX人材の育成・推進 | DXの3つのフェーズ | |
フェーズ別・階層別で必要となるIT知識 | ||
DXを支えるテクノロジ | ネットワークインフラ基礎 | クライアントサーバーシステムとは? |
通信の仕組み | ||
プログラミング言語 | プログラムとは? | |
プログラミング言語の種類 | ||
データベース | データベース管理システム | |
データベースモデル(階層型、ネットワーク型、リレーショナル型) | ||
SQL | ||
ITベンダーとのコミュニケーション | システム開発 | システム発注の流れ(プロジェクト立ち上げ~課題管理~テスト~運用) |
SIerの分類、業界構造 | ||
ITプロジェクトの人選、役割分担 | ||
企画書作成(システム導入の背景・目的・効果の考え方) | ||
企画書作成(要求機能一覧、システム関連図) | ||
クラウド | クラウドコンピューティングとは | |
代表的なクラウドサービス | ||
リスク対策と最新技術 | 情報セキュリティ | サイバー攻撃の目的と手口、その対策 |
コンピュータウィルス | ||
ネットワークのセキュリティ対策、セキュリティマネジメントの3大要素、故障対策 | ||
ITサービスマネジメント | ITサービスマネジメントとは、CMS | |
ITの潮流 | クラウド、IoT(HEMS)、ビッグデータ、AI(人工知能)、5G | |
アウトプット:自社のDX推進を考える | 変革を成功させる8段階のプロセス | 変革を成功させる8段階のプロセス |
自社におけるDXチームの編成 | プロジェクトの人選 | |
短期・中期・長期のDX推進計画 |