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I&H、本社と調剤薬局550店舗をワークフローでつなぎ、社内業務を一元化

2023年6月13日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

調剤薬局店舗を主力事業とするI&H(本社:兵庫県芦屋市)は、調剤薬局店舗と本社をつなぐワークフローシステムを構築した。システム開発にNTTデータ イントラマートのローコード開発ツール「intra-mart」を採用し、必要なデータを本社や店舗で共有するとともに、各種申請・承認や業務フローをオンラインで行えるようにした。NTTデータ イントラマートが2023年6月13日に発表した。

 I&Hは、調剤薬局店舗を主力事業としている。今回、調剤薬局店舗と本社をつなぐワークフローシステムを構築した(図1)。必要なデータを本社や店舗で共有するとともに、各種申請・承認や業務フローをオンラインで行えるようにした。システム開発に、NTTデータ イントラマートのローコード開発ツール「intra-mart」を採用。システム導入をSIベンダーのNECネクサソリューションズが担当した。

図1:I&Hがintra-martで構築した情報共有/ワークフローシステムの概要(出典:NTTデータ イントラマート)
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 I&Hでは、ビジネスの成長に合わせてグループの調剤薬局は約550店舗にまで増えており、各店舗とのコミュニケーションコストが増大していた。コミュニケーション手段は、メールや郵送でのやり取りが主流だった。さらに、事業や業務に関するデータは部署単位で管理しており、情報を共有する仕組みがなかったという。

 社内業務を一元的に管理可能な全社共通システム基盤を検討し、ローコード開発ツールのintra-martを導入した。intra-martでシステムを構築し、必要なデータを本社側、各店舗、グループ企業の間で共有・参照可能にした。さらに、各種申請・承認や業務フローをシステム化した。

 システムの導入効果として、メールや紙の書類による業務を電子化/オンライン化できた。また、情報を即時共有することにより、コミュニケーションが円滑になった。ワークフローでは、承認までの工数が減り、業務の効率が上がった。申請/報告ルールを統一化/可視化したことで、データを一元化できた。

 SaaS型グループウェアとの比較では、intra-martのカスタマイズ性の高さをメリットとして挙げている。同社が必要としたワークフロー(複雑な分岐やルート設定が必要な業務フロー)は、既存のSaaS型グループウェアでは実現できなかった。また、intra-martはサーバーライセンスを採用しており、エンドユーザーが増えてもコスト増に直結しない点を評価している。

 I&Hは今後、ワークフローの電子化をグループ全体に拡大していく。また、運用がサイロ化している社内の業務アプリケーションとintra-martをAPIで連携させ、データ駆動型の経営を実現するとしている。

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ローコード / ワークフロー / NTTデータ イントラマート / 兵庫県 / 芦屋市 / 店舗 / ドラッグストア

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