[新製品・サービス]
PKSHA Associates、RPAソフト新版「ロボオペレータ v1.5.0.0」、UI/UXを改善してロボット作成時間を72%短縮
2023年6月21日(水)IT Leaders編集部
PKSHA Associates(2023年1月にアシリレラから社名変更)は2023年6月19日、RPAソフトウェアの新版「ロボオペレータ v1.5.0.0」を提供開始した。新版では、UI/UXを改善して使い勝手を高めた。サンプル業務の自動化に要した時間を計測した結果、UI/UX改善前は平均72分かかっていた課題が、改善後は平均20分で完了したという。
PKSHA AssociatesのRPAソフトウェア「ロボオペレータ」の新版では、UI/UXを改善して使い勝手を高めた。改善の効果として、実務担当者がサンプル業務を自動化するのに要した時間を計測した結果、UI/UX改善前に平均して72分かかっていた課題が、改善後は平均20分で完了したという。
画面1:RPAソフトウェア「ロボオペレータ」のロボット設定画面(出典:PKSHA Associates)拡大画像表示
ロボットの設定画面をよりシンプルで直感的なものへと再構成した。「実務担当者が悩むことなく操作できるようにした」(同社)としている。既存ユーザーの体験も損ねないよう、変更箇所を最低限に留めるよう配慮した(画面1)。具体的な改善箇所として以下を挙げている。
- 使い方ガイドの表示
- タブ名・コマンド名の改善
- フローコマンドの表現改善
- ツールバー・右クリックメニューのシンプル化
- 変数のリスト選択とプレビュー追加
- 入力漏れやエラーの可視化
また、動画を中心としたサポートコンテンツを充実させている。チュートリアル動画や各コマンドの操作説明動画を整備し、動画や解説記事にワンクリックで遷移できるボタンを各コマンドに配置した。「初めて触れるユーザーが独力で製品理解を深められるようにした」(同社)としている。
UI/UXの改善では「同サービスを自在に使いこなせるオフィスワーカーのITリテラシー層を、現状の上位10%から上位30%にまで拡大すること」(同社)を目標に置いた。同社によると、従来、RPAを使いこなす層はオフィスワーカー全体のITリテラシー上位1%(情報システム部門)にとどまるが、同サービスでは、これまでにRPA人材をITリテラシー上位10%にまで拡大したとしている。今回の改善でこれを上位30%にまで広げることを目指した。
同社は、RPAユーザーに共通する課題として以下を挙げている。
- はじめにどこから触ってよいか、何から進めてよいかの見当がつかない
- 製品画面上やユーザーガイド内において、求める情報に辿り着けない
- マニュアルや解説記事を読むのが苦痛。使われている用語の意味が分からない
- 可能な限り自力で問題解決したい。他人に質問しようにも、何を聞けばよいかが分からない
UI/UXの改善ポイントを探るうえでは、「業務については詳しいがITはあまり詳しくない」レベルの被験者に、初見で操作してもらい、隣にエンジニアが張り付いて操作内容を観察した。つまずいた瞬間を捉えてヒアリングし、得られた課題を製品開発に反映して再度リサーチするというサイクルを繰り返したという。
業務効率化 / 自動化 / PKSHA Technology / UI/UX
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



