Web専門の教育講座を運営するインターネット・アカデミーは2023年11月27日、教育プログラム「Pythonプロフェッショナル研修」を発表、同日受付を開始した。Pythonを実践レベルでコーディングする人材を育成するコースで、重要な言語仕様やライブラリの使い方をマスターすることを到達目標としている。研修時間は標準で20時間。参考価格(税別)は10人一括受講で1人15万円。受講者数やカリキュラム内容のカスタマイズなどに応じて変動する。
インターネット・アカデミーの「Pythonプロフェッショナル研修」は、Pythonを実践レベルでコーディングできる人材を育成する研修コースである。言語仕様やライブラリの使い方をマスターすることを到達目標としている。研修時間は標準で20時間(1日5時間で4日間程度)である。
Python言語はAI、データ分析、自動化処理、Web連携アプリケーションなどの分野を中心に広く利用されている。「市場では基礎レベルの文法知識を持ったPythonエンジニアが多く育成されているが、Pythonの普及期を迎える今後は、実践レベルの知識を持ったエンジニアの育成が求められる」(一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会)。
上級エンジニア向けの研修であることから、受講の前提として、Pythonプログラミングの基本知識やスキルを獲得していることを推奨している。具体的には、インターネット・アカデミーが提供する「Pythonプログラミング研修」の受講や、「Python 3エンジニア認定基礎試験」(Pythonエンジニア育成推進協会)と同等の知識を挙げている。
表1は同研修のカリキュラムである。カリキュラムには、Pythonエンジニア育成推進協会が提供している上級エンジニア向け試験「Python 3 エンジニア認定実践試験」の出題範囲を含んでいるという。
項目 | 内容 |
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Pythonの環境 |
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Pythonコーディング規約 |
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Pythonの言語仕様 |
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Pythonのクラス |
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タイプヒント |
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テキストの処理 |
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日付と時刻の処理 |
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データ型とアルゴリズム |
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汎用OS・ランタイムサービス |
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ファイルとディレクトリへのアクセス |
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特定のデータフォーマットを扱う |
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インターネット上のデータを扱う |
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テスト |
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デバッグ |
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暗号関連 |
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