米IBMは2023年11月27日(米国現地時間)、「Amazon RDS for Db2」を提供開始したと発表した。米Amazon Web Services(AWS)のマネージド型データベースサーバー「Amazon Relational Database Service(RDS)」で動作する。これで、Amazon RDSで選択可能なDBMSは8種類になった。
「Amazon RDS」は、AWSで利用可能なマネージド型データベースサーバーである。今回、Amazon RDSで選択可能なDBMSとして「IBM Db2」を追加した。これで、Amazon RDSで選べるDBMSは以下の8種類になった。
- Amazon Aurora MySQL互換エディション
- Amazon Aurora PostgreSQL互換エディション
- Amazon RDS for MySQL
- Amazon RDS for PostgreSQL
- Amazon RDS for MariaDB
- Amazon RDS for Oracle
- Amazon RDS for SQL Server
- Amazon RDS for Db2
IBM Db2は米IBMが開発・提供しているRDBMSである(関連記事:日本IBM、「Db2」のAIを強化、複数DBを仮想統合し自律的に動作可能に)。オンプレミス環境で動作するほか、クラウド型で提供するマネージド型サービスも提供している(IBM Cloud、AWS)。今回、Amazon RDSにおいてもマネージド型のDb2を使えるようにした。
米AWSと米IDCがAmazon RDSユーザーを対象に実施した調査によると、マネージドデータベースのAmazon RDSに移行することで、データベース管理者1人あたり約60%多いデータベースを管理できるようになり、データベース運用コストが3年間で39%減る見込みだという。