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三菱UFJ銀行、顧客データ基盤「Tealium」を導入し、顧客へのアプローチを迅速化

2024年6月17日(月)IT Leaders編集部

三菱UFJ銀行が顧客データ基盤(CDP)を導入した。米ティーリアム(Tealium)のCDPを採用して2024年春に運用開始している。マーケティング施策を強化し、顧客へのアプローチの迅速化を図る。ティーリアムジャパンが同年6月14日に発表した。

 三菱UFJ銀行(本店:東京都千代田区)は、ティーリアムジャパンが提供する顧客データ基盤(CDP:Customer Data Platform)「Tealium」(画面1)を導入し、2024年春に運用開始した。マーケティング施策を強化し、顧客へのアプローチの迅速化を図る。

画面1:顧客データ活用基盤(CDP)「Tealium」の画面例(出典:米ティーリアム)
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 同行の旧システムがバッチ処理でデータをやり取りしていたため、顧客行動データの取得・分析からアプローチまでに数営業日を要し、顧客の行動に合わせて迅速にアプローチを展開することが難しかったという。また、分析作業においてSQLの作成が必須で外注せざるをえず、内製化に近い形の仕組み・体制作りが求められていたという。

 Tealiumの導入により、フロントシステムで取得したデータをリアルタイムに処理し、即座にアプローチすることが可能になった。また、JavaScriptベースのGUIにより、マーケティング担当者が機動的に試行錯誤を重ねられるようになったという。

 三菱UFJ銀行は、GDPR(一般データ保護規制)やITP(Intelligent Tracking Prevention)といった世界的なプライバシー保護規制強化を受け、Tealiumに備わる同意管理機能の活用も視野に入れている。

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