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NTT-AT、RPA新版「WinActor 7.5.0」をリリース、生成AIと連携して自然言語からシナリオを自動作成

2024年7月11日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2024年7月11日、RPAソフトウェア新版「WinActor Ver.7.5.0」を同年7月17日から販売すると発表した。新版では、実行するシナリオを自動で生成する機能などを追加したほか、シナリオ(スクリプト)の記述言語として、VBScriptに加えてPythonに対応した。価格(税込み)は、ノードロックライセンスのフル機能版が99万8800円、実行(ランタイム)版が27万2800円。フローティング(同時使用)ライセンスはオープン。

 NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)の「WinActor」はRPAソフトウェアである。WindowsアプリケーションやWebブラウザの操作を「シナリオ」として記録し、人間に代わって自動で実行する(関連記事RPAツール新版「WinActor Ver.7.4.0」、IE向けシナリオを他ブラウザに移行)。

 新版のVer.7.5.0では、シナリオの自動生成機能が加わった。開発画面には「部品/設定を追加するか、シナリオ作成ボタンを押してください」といったガイド文を表示可能になった。作成方法が分からない初心者でも、ガイドの指示に従って基本的なシナリオを作成できる(画面1)。

画面1:シナリオの生成を支援するガイド機能(出典:NTTアドバンステクノロジ)
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 生成AIが文章で入力した作業内容からシナリオを自動生成する機能が加わった。利用にはOpenAI/Azure OpenAI Serviceの契約が必要で、入力データとWinActorが付与したデータを生成AIに送信して生成する(画面2)。

画面2:生成AIでシナリオのひな型を生成する機能(出典:NTTアドバンステクノロジ)
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 Webページを更改した際のシナリオ修正作業を軽減する機能が加わった。Webページにボタンを追加するなどしてHTMLの構造が変わると、個々の要素を一意に示すXPathも変わり、エラーが発生する。シナリオ修正支援機能では、エラー発生時に修正案として操作すべき要素を表示する。ここで要素を選んでクリックすると、シナリオを修正してくれる(画面3)。

画面3:Web画面を更改した際のシナリオ修正作業を軽減する機能(出典:NTTアドバンステクノロジ)
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 このほか、自動化システムの構築を容易にする機能追加・改善が施された。シナリオの記述言語として、VBScriptに加えてPythonに対応したほか、作業内容を記録・自動化する機能の精度が向上した。シナリオから生成AIを呼び出すなどの連携も可能になった。

 価格(税込み)は、ノードロックライセンスのフル機能版が99万8800円、実行(ランタイム)版が27万2800円。フローティング(同時使用)ライセンスはオープン。

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