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エクサウィザーズ、生成AIアプリ開発ツール「exaBase Studio」にAIエージェントテンプレートを追加

対話を通じてAIエージェントのタスクを作成

2025年5月1日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エクサウィザーズは2025年4月24日、生成AIアプリケーション開発ツール「exaBase Studio」で利用可能な「AIエージェントテンプレート」を同年5月から提供すると発表した。AIエージェントの内製開発を支援する。2025年夏に、ノーコードでAIエージェントを構築できるUI/機能を提供する予定である。

 エクサウィザーズの「exaBase Studio」は、AIアプリケーションの設計・開発を支援する開発環境である。各機能コンポーネントを画面上でドラッグ&ドロップするなどノーコードで設計・開発が行える(関連記事エクサウィザーズ、AIアプリの内製開発を支援するノーコードツール「exaBase Studio」)。

 exaBase Studioでは、企業内データを生成AIから精度高く参照可能にする「RAGOps」などのテンプレートを用意している(関連記事エクサウィザーズ、生成AIの回答品質を自社の運用で継続的に改善する「RAGOps」)。

画面1:AIエージェントがデータ分析をするにあたり、ユーザーに数値の定義を確認しているところ(出典:エクサウィザーズ)
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 今回、新たなテンプレートとして、AIエージェントの内製開発を支援する「AIエージェントテンプレート」(画面1)を提供する。対話を通じて社内データを用いながら、AIエージェントに実行してもらう業務のタスクを構築できる。管理側のAIエージェント(オーケストレーター)がユーザーと対話し、ワーカーとなる他の複数のAIエージェントと連携してタスクを実行する。

 ユーザーは、自社の業種や部署、ミッションに関する情報をチャット形式で収集しながら、AIエージェントに任せたい業務のスコープを“相談”しながら定義する。「予算ギャップが出ている原因を探って」といったシンプルな依頼をしても、オーケストレーターのAIエージェントがタスクに分解し、必要な他のAIエージェントをレコメンドしたうえで実行プランを作成してくれる。

 企業内のデータの状況を把握・管理するための「データエージェント」を合わせて提供する。各業務データの定義についてデータエージェントが現場側と対話することで、AIが処理可能な形にデータを加工・整形する。

 リリース時点ではクラウドCRM「Salesforce」のデータを扱えるようにする。その後、SAPなど各アプリケーション/サービスのデータにも対応する予定という。2025年夏には、ノーコードでAIエージェントを構築できるUI/機能を提供する予定である。

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エクサウィザーズ / AIエージェント / ローコード / 生成AI / テンプレート / 内製化

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