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HPE、AIエージェントを活用したIT運用管理「GreenLake Intelligence」を発表

複数の専門AIエージェントが連携して運用タスクを実行

2025年8月29日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE、日本ヒューレット・パッカード)は2025年8月29日、新たなIT運用管理機能「GreenLake Intelligence」について説明した。IT運用の専門領域を担う複数のAIエージェントを組み合わせ、自律的なIT運用を実現する。ネットワーク監視/管理ツール「HPE Aruba Networking Central」に実装し、2025年第3四半期に提供する。

 ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE、日本ヒューレット・パッカード)の「GreenLake Intelligence」は、AIエージェントを活用した自律的なIT運用管理機能である(図1)。

 クラウド環境へのサーバーの配備や、Webシステムの性能問題の解決といった運用管理のタスクを自然言語で指示すると、IT運用の専門領域を担う15種類以上のAIエージェントが連携して処理を実行する。

図1:AIエージェントを活用した自律的なIT運用管理機能「GreenLake Intelligence」の概要(出典:日本ヒューレット・パッカード)
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 サーバーをクラウド環境に配備するタスクを実行させたい場合、「2コアCPU・4GBメモリー構成の仮想マシンを50台展開。単一VLANで構成し、本社との通信レイテンシは50ms未満。1台あたりのコストは5.50ドル以下。さらに、フルスタックの可観測性を実装」といった指示で行える。

 HPEは、GreenLake Intelligenceをネットワーク監視/管理ツール「HPE Aruba Networking Central」に実装し、「GreenLake Intelligence for HPE Aruba Networking Central」の名称で2025年第3四半期にリリースする。管理者と対話して処理を実行するCopilot機能と、運用タスクを自律的に実行するAIエージェント機能を提供する(図2)。

図2:クラウド型のネットワーク監視・管理ツール「HPE Aruba Networking Central」に搭載したGreenLake Intelligenceのイメージ(出典:日本ヒューレット・パッカード)
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 図3は、AIエージェントが自律的に運用管理タスクをこなす活用例である。

図3:エージェントが自律的に特定して対処した運用管理タスクの具体例(出典:日本ヒューレット・パッカード)
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 以下は、この活用例においてAIエージェントがCopilot画面で報告した処理内容である。

  1. BLRサイトのAloha-BLR-SSIDワイヤレスネットワークにおけるクライアント接続の問題を確認。
  2. 2つのAP(Aloha-BLR-AP1とAloha-BLR-APA2)で52台のクライアントに問題が発生していることを確認。
  3. APの設定を調べたところ、両方のAPがWPA2-AESセキュリティのブリッジモードであり802.11rが有効になっていることが判明。
  4. クライアントデバイス分析を実施したところ、クライアントの80%(60台中48台)が802.11rと互換性がないことが判明。
  5. 互換性のないデバイスとして、Zebra Mobile TS52デバイス12台とSamsung XCover45デバイス36台を特定。
  6. 認証ログを確認し、特にAloha-BLR-AP2で48回の認証試行が失敗したことを確認
  7. ローミング試行と同時に発生する重大なPMK(ペアワイズマスターキー)障害を示す時系列データを分析。
  8. 802.11rを無効にした場合の影響を理解するために予測ベンチマークを実施し、以下が判明。
    • ローミング遅延は1604%増加(27msから460msへ)
    • 認証サーバーの負荷は31%増加
    • 互換性のないクライアントの認証エラーは解決される
  9. 802.11rと大多数のクライアントデバイス間の非互換性がローミング問題の根本原因であると判断。
  10. 遅延の増加にも関わらず、ローミング中にすべてのクライアントが正常に認証できるようにするには、802.11rを無効にすることが最も効果的な解決策である。
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