[イベントレポート]
次世代ERPを駆動する「AIとの対話」─AIを全面統合した「NetSuite Next」を発表
2025年10月9日(木)愛甲 峻(IT Leaders編集部)
1998年に登場したクラウドERPのパイオニアであるネットスイートが次世代を冠した「NetSuite Next」を発表した。企業経営の基幹を担うNetSuiteが進化著しいAIを取り込んで、どのような発展を遂げたのか。米オラクルがラスベガスで開催中の年次イベント「SuiteWorld 2025」(2025年10月6日~9日〈米国現地時間〉)のオープニング基調講演で、ネットスイート創業者兼EVPのエバン・ゴールドバーグ氏が語った内容をお伝えする。
「ERPのユーザー体験の未来は対話にある」
中小・成長企業をメインターゲットとするクラウドERP「Oracle NetSuite」。その始まりは1998年に発表された「NetLedger」に遡り、黎明期だった業務アプリケーション分野のSaaS市場を牽引・形成したサービスの1つとして知られる。2016年に米オラクルが米ネットスイート(NetSuite)を買収し、今日では同社のアプリケーション事業部門の一角を担っている。
その最新動向を伝えるのが、米ネバダ州ラスベガスで開催されている年次プライベートイベント「SuiteWorld 2025」である(写真1)。オープニング基調講演に登壇したネットスイート創業者兼エグゼクティブバイスプレジデント(EVP)のエバン・ゴールドバーグ(Evan Goldberg)氏(写真2)は、さまざまな新機能の紹介に先駆け、「我々の歴史の中で最大の発表となる、次世代のNetSuite」として「NetSuite Next」を発表した。
写真1:SuiteWorld 2025の会場となった米ラスベガスのCaesars Forum
写真2:基調講演に登壇したネットスイート 創業者 兼 エグゼクティブ・バイスプレジデントのエバン・ゴールドバーグ氏NetSuite Nextの特徴は、製品全体へのAIの統合と、それがもたらす新たな体験だ。その中核となるのが、対話型AIインタフェースの「Ask Oracle」だ。
NetSuite NextではAsk Oracleを介して、データの参照や分析に加え、AIエージェントを含むワークフローの実行などを行える。自然言語を通じた業務の自動化が、ユーザーをさまざまな定型業務から解放し、より付加価値の高い業務への注力や、意思決定の迅速化を促す。
日本のプレスの取材に応じたゴールドバーグ氏は、対話型AIをベースとするNetSuite Nextのユーザー体験について、次のように述べた。「ERPのユーザー体験の未来は対話にあると考えている。我々の理想は知識豊富な同僚と話すような体験で、それこそがビジネスにとって最高のインタフェースだ」(同氏)
写真3:基調講演の様子。今年のテーマは「No Limits」●Next:対話型AIがあらゆるデータ/ワークフローへの入り口に
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