マルチブックは2025年11月25日、グローバル企業向けクラウドERP「multibook」のリース資産管理において、リース資産番号を自動で採番する機能を追加した。手で入力していたリース資産番号の自動採番が可能になる。また、リース資産テーブルのキーに枝番を追加し、条件を変更したレコードにもオリジナルと同じリース資産番号を使い、枝番を1つ繰り上げた値で自動登録できるように改善している。
マルチブックの「multibook」は、クラウド型の会計/ERPアプリケーションである。会計、ロジスティクス(在庫管理、販売管理、購買管理)、固定資産、従業員経費精算などの機能を持つ。海外拠点を持つグローバル企業に向いており、11言語と通貨による会計業務や為替換算が可能である。
2025年4月には新リース会計基準準拠のための機能を追加した。同年8月には会計処理と税務処理の不一致をリース資産ごとに集計して可視化する機能をはっ発表している(関連記事:クラウドERP「multibook」、新リース会計基準における会計と税務の差異を可視化する新機能)。
今回、リース資産管理機能(画面1)を強化し、リース資産の新規登録時に、リース資産番号を自動で採番するオプションを追加した。コードに特定の意味を持たせず、シンプルな無意味連番でリース資産番号を付与できる。
また、リース資産テーブルのキーに枝番を追加している。条件を変更したレコードにもオリジナルと同じリース資産番号を使い、枝番をオリジナルから1つ繰り上げた値で自動登録できるように改善している。
画面1:「multibook リース資産管理機能」の画面(出典:マルチブック)拡大画像表示

































