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CTC、マイクロセグメンテーションツール「Illumio Platform」を販売

2025年9月2日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2025年9月1日、Illumio Japanのマイクロセグメンテーションプラットフォーム「Illumio Platform」を販売すると発表した。PCやサーバー単位で通信を可視化して不正な通信を遮断することで、サイバー攻撃による被害の拡大を防ぐ。CTCは金融、医療、公共、製造業など厳格なセキュリティ基準を求める業界を中心に展開し、1年間で20件の導入を目指す。

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が販売する「Illumio Platform」は、米Illumio(イルミオ、日本法人:Illumio Japan)が開発したマイクロセグメンテーションプラットフォームである。PCやサーバーなどのホスト単位で通信を可視化し、ホスト間での不正な通信を遮断する(関連記事Illumioが日本で事業開始、ホスト間通信を細かく制御するマイクロセグメンテーションでマルウェア拡散を阻止)。

 「近年、ホストからホストへのマルウェアのラテラルムーブメント(Lateral Movement:水平方向の拡散)など、企業ネットワークに侵入したマルウェアや攻撃者が内部で偵察や権限の乗っ取りを繰り返しながら重要情報にアクセスする手口が増えている」(CTC)ことを受けて国内販売を開始する。

図1:Illumioによるマイクロセグメンテーションの概要。ホスト同士の通信を、個々のホスト単位で細かく制御する(出典:伊藤忠テクノソリューションズ)
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 中核の「Illumio Segmentation」は、管理対象となるホスト(クライアントOSやサーバーOS)に専用のエージェントソフトウェアをインストールして利用する。どのホストからどのホストに、どんな頻度で何の通信をしているかを可視化する。ホスト間アクセス制御ルールを個々のホストOSに適用する機能も持つ(図1)。

 米Illumioは今後、クラウド環境向けに「Illumio Insights」を提供する予定である。クラウド上の通信内容を分析し、リスクの高い通信を自動で検出する。検出した通信は管理画面からワンクリックで隔離できる。脅威のある通信を早期に検知・対処することで被害の拡大を防ぐ(関連記事Illumio、CDR「Illumio Insights」を発表、Azure上の通信を監視して脅威を検知/対処)。

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Illumio / マイクロセグメンテーション / CTC / ラテラルムーブメント / サイバー攻撃 / マルウェア対策

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