リコージャパンは2026年3月27日、オンプレミスで動作するAIシステムのラインアップを拡充し、NVIDIA DGX Sparkベースの小型AIサーバーを提供開始した。リコー製の大規模言語モデル(LLM)やノーコードAI開発ツール「Dify(ディフィ)」をプリインストール/設定済みのパッケージとして提供するため、特別な設定を自前で行うことなくAIの活用を始められる。
リコージャパンは、オンプレミスで動作するAIシステムのラインアップを拡充し、NVIDIA DGX Sparkベースの小型AIサーバーを提供開始した(図1)。リコー製の大規模言語モデル(LLM)やノーコードAI開発ツール「Dify(ディフィ)」をプリインストール/設定済みのパッケージとして提供するため、特別な設定を自前で行うことなくAIの活用を始められる。
図1:リコージャパンが提供する、NVIDIA DGX Sparkベースの小型AIシステムの概要(出典:伊藤忠テクノソリューションズ、リコー、リコージャパン)拡大画像表示
同社は以前より、GPUサーバー、リコー製LLM、Difyをパッケージにした「RICOH オンプレLLMスターターキット」など、オンプレミスで安全にAIを活用するためのサービス群を、利用規模や用途に合わせて提供している。今回、オンプレミス環境向けAIシステムの選択肢を広げた。
ハードウェアとなるGPUサーバーは、NVIDIA DGX SparkのOEM(相手先ブランドによる生産)モデルを採用した。特徴は、大きさが150×150×50.5mmと手のひら大の小型サイズであること。プロセッサは、GPUとArm CPUを統合した「NVIDIA GB10 Grace Blackwell Superchip」を搭載している。
インストールするリコー製LLMは、現行世代で270億パラメータと軽量でありながら性能の高さをうたう。Googleのオープンモデル「Gemma 3 27B」をベースに、学習済みの複数のモデルをマージして性能を高めた(関連記事:リコー、オンプレミスで動作する軽量な日本語LLMを開発、Gemma 3をベースに追加学習で性能強化)。
Difyは米LangGeniusが開発・提供する、生成AIアプリケーションのノーコード開発ツールである。チャットボットや文章生成など各用途をカバーするAIエージェントのワークフローを、ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で開発できる(関連記事:CTC、AIエージェントのビジュアル開発ツール「Dify Enterprise」を販売)。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が、AIサーバーへのリコー製LLMとDifyのプリインストールを含んだAI活用環境の設定を実施する(図2)。ユーザー要件を確認し、機器を調達し、各種設定シートや手順書の整備、キッティング、出荷前の動作検証、出荷・輸送管理まで一括して対応する。これによりユーザーは、特別な設定を行うことなくAIの活用を始められるとしている。
図2:伊藤忠テクノソリューションズが提供するキッティング/設定作業の概要(出典:伊藤忠テクノソリューションズ、リコー、リコージャパン)拡大画像表示
- 業務システム 2027年4月強制適用へ待ったなし、施行迫る「新リース会計基準」対応の勘所【IT Leaders特別編集版】
- 生成AI/AIエージェント 成否のカギは「データ基盤」に─生成AI時代のデータマネジメント【IT Leaders特別編集号】
- フィジカルAI AI/ロボット─Society 5.0に向けた社会実装が広がる【DIGITAL X/IT Leaders特別編集号】
- メールセキュリティ 導入のみならず運用時の“ポリシー上げ”が肝心[DMARC導入&運用の極意]【IT Leaders特別編集号】
- ゼロトラスト戦略 ランサムウェア、AI詐欺…最新脅威に抗するデジタル免疫力を![前提のゼロトラスト、不断のサイバーハイジーン]【IT Leaders特別編集号】
-
-
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



