NECとマイクロストラテジー・ジャパン(東京都千代田区)は2008年7月、BI(ビジネスインテリジェンス)分野での協業を発表した。NECは同日から、マイクロ社のBIソフト「MicroStrategy 8」の販売を開始。価格は500万円からだ。
NECは、データベース、サーバー、ストレージを統合したデータウェアハウス(DWH)アプライアンス製品である米ネティーザ製「Netezza Performance Server(NPS)」の代理店の1社である。NPSは世界市場でMicroStrategy 8と連携させたシステムの実績が多く、NECは今後、国内市場でもNPSのフロントエンドとして企業システムに実装する用途を見込む。今後3年間で60セットの販売を目標とする。
MicroStrategy 8は、売上高などの実績分析、需要や在庫などの予測分析といった様々なデータ分析機能を同一システム上で提供し、カバー範囲が広いのが特徴。経営者や現場の担当者など業務上の立場が異なる場合も、それぞれに適した分析機能やレポーティング機能を豊富に提供する。一方、データへのアクセスや編集の権限をユーザーごとに細かく設定できるなどセキュリティ面にも注力する。ユーザーが分析するには、専用のデスクトップソフトのほか、マイクロソフトのOffice製品やWebインタフェースが使える。
BI大手と言われてきた仏ビジネスオブジェクツはSAPに、カナダのコグノスはIBMにそれぞれ買収された経緯があるが、マイクロ社は「特定のベンダー色に染まらず、中立的なBI専業ベンダーとして日米欧を中心に地歩を築いている」(マイクロストラテジー・ジャパン広報)。
2社は今後、ユーザー向けセミナーや展示会の開催で積極的に協力するなど、マーケティングや販売推進でも密な連携を図る。
NEC / MicroStrategy / BI / DWH / アナリティクス
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