─賽迪網、5/10 ガートナーは中国国内の消費者と企業のITへの支出額について、2010年は2167億米ドルを超えるとの予測を打ち出した。これは2009年の支出額2050億米ドルより5.9%の増加となる。
2010年の予測支出額の内訳は、通信分野1582億米ドル、コンピュータ(ハード)430億米ドル、ITサービス94億米ドル、ソフトウェア62億米ドル。ITサービス/ソフトウェア分野の占める割合はまだ小さなものであるが、同社の予測では、今後3年間の成長率はハードウェアや通信分野を超えるとしている。
中国のIT経済は主に大型の垂直市場(バーティカルマーケット)によって推進されてきた。現在は、ゆっくりではあるが消費者型市場への転換が進められている。また、現在の中国企業にとってSaaS、仮想化、クラウド、ユニファイドコミュニケーション、グリーンITなどの新興技術の需要は比較的少ないものの、ニーズは着実に増加すると見られる。これらの技術は2013年以降のIT産業成長には欠かせない分野と見込まれ、各ITメーカーはさらなる提携を進めて、もたらす利点を明確化させるべきであると同報道は伝えている。
2009年度の中国ソフトウェア海賊版率は12%?
─賽迪網/中国知識産権局、5/11
5月10日、今年で5年目となる「2009年度中国ソフトウェア海賊版率調査報告」の発表会が北京で開催され、以下の統計を公表した。
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