日本電気と日本オラクルは2010年11月16日、バックアップ用ストレージに格納するデータを大幅に圧縮し、バックアップ業務を効率化する「データベース超圧縮バックアップソリューション」を同日より提供開始すると発表した。
両社の戦略的パートナーシップに基づく協業の一環として、NECのストレージ製品「iStorage HSシリーズ(HYDRAstor)」と日本オラクルのデータベース製品「Oracle Database 11g」の「Oracle Advanced Compression」を組み合わせ、バックアップ容量の削減とバックアップ時間短縮を実証。両製品のデータ圧縮技術を連携させることで、データ圧縮を全く行わない場合と比較して、バックアップするデータ容量を約1/6に圧縮するとともに、バックアップに要する時間を約1/2に短縮することを確認している。
また、あわせてバックアップ技術として「Oracle Database 11g」の標準技術である「Oracle Recovery Manager」を用いることで、専用のバックアップサーバが不要となり、効率的かつ経済的なデータバックアップを実現することが確認されている。
同ソリューションの主な特長は以下のとおり。
- バックアップ用ストレージに格納するデータを大幅に圧縮
iStorage HSシリーズが有する重複排除技術「DataRedux」と、「Oracle Database 11g」のデータ圧縮技術「Oracle Advanced Compression」を連携させることで、バックアップ用ストレージに格納するデータ容量を約1/6に圧縮。 - バックアップに要する時間を短縮
「Oracle Database 11g」のデータ圧縮技術「Oracle Advanced Compression」で圧縮済みのデータを「Oracle Recovery Manager」とiStorage HSシリーズの「DataRedux」との組み合わせでバックアップすることにより、データ圧縮を全く行わない場合と比較して、バックアップに要する時間を約1/2に短縮。
同ソリューションは、Oracleデータベースのバックアップ用途に加えて、複数サーバの統合バックアップ環境として活用することも可能。
同ソリューションの価格(税別)は、618万7,500円から。
NECと日本オラクルは今後、同ソリューションの検証活動で蓄積した構築ノウハウ、チューニングノウハウを活用し、中小規模から大規模のバックアップシステムの拡販、構築に向けた取り組み強化をはかる。
日本オラクル
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