ビジュアルコミュニケーションツールの開発・販売を手がけるブイキューブは2011年1月14日、専用機型Web会議システム「V-CUBE センター」の出荷を2010年12月20日より開始したと発表した。
ブイキューブが自社開発・販売・保守・運営する「V-CUBE」は、1対1、1対n、n対nの各形態でリアルタイムのコミュニケーションが可能なビジュアルコミュニケーションサービスで、「いつでも」「どこでも」「だれでも」を最大の特徴とする。
市販のWebカメラとヘッドセット、インターネット環境さえあれば、世界中どこでも利用可能で、インストールや面倒な設定は不要、導入に必要な専用機器もない。また、ホワイトボードや資料共有・会議の録画など各種の機能と、企業ユースに適した高度なセキュリティも確保し、導入後も、24時間365日受け付るサポート体制や操作説明会を利用できる。
V-CUBEのラインアップとして以下の各製品が提供されている。
- 「V-CUBEミーティング」:Web会議
- 「V-CUBEセミナー」:ウェビナー(ウェブセミナー)用で10,000拠点への同時配信も可能
- 「V-CUBEセールス&サポート」:1対1のあらゆるシーンで密なコミュニケーションが可能
- 「V-CUBEビデオ」:オンデマンドの企業紹介・商品紹介
- 「V-CUBEポータル」:V-CUBEのコンテンツを一元管理
今回、東京工業大学向けに「V-CUBE センター」が導入された。V-CUBE センターは、PCとWeb会議が組み合されたソリューションサービスで、すでに使用中のテレビ会議専用機との連携や、iPhoneなどのスマートフォン、iPadに代表されるタブレット型コンピュータなど、各種デバイスとも連携が可能になっている。V-CUBEセンターの主な特徴は以下のとおり。
- コンセプト:「タッチパネル操作でだれでも簡単に使えるWeb会議」
- 電源を入れるだけですぐに利用できる。
- タッチパネルによる直感的な操作ができるため、だれでも簡単に使用可能。
- 導入にかかる手間とコストを削減可能。
- 専用PCのためセキュリティが確保される。
- 持ち運びができ、会議室、自席、研修会場など、場所を選ばず利用可能。
- V-CUBEセンターを持っていない第三者のPCもWeb会議に招待できる。
同社では以下のような利用シーンを想定している。
- 学校や学習塾での授業
- 離れた研究室同士での遠隔会議、海外などとのやりとりなどがいつでも行える。
- 毎回生徒が入れ変わる教室でも、常時設置しておくことで、電源を入れるだけですぐに授業が開始できる。
- PCのタッチパネルから、Web会議上のホワイトボードにフリーハンドで書き込めるため、マウスやキーボード操作に時間をとられず直観的な反応が可能。
- 企業での役員会議
- PCを会議室に設置し、会議画面をプロジェクタースクリーンや大型のモニターに投影することにより、テレビ会議専用機と同じ感覚で利用できる。
- テレビ会議専用機にはない、資料共有機能などをタッチパネルで操作することができる。
V-CUBE センターのパッケージ内容は以下のとおり(価格は、オープン価格)。
- 【ハードウェア】
- タッチパネル一体型PC (Lenovo M90Z)
- マイク (サンワサプライ MM-MCUSB16)
- オプション提供:YAMAHA PJP-20UR(エコーキャンセラーマイクスピーカー)
- 【V-CUBEミーティング】
- 「V-CUBE センター」専用アプリケーションをプリインストール
- 「V-CUBE センター」の管理者は、自分が管理する会議室に参加者を招待することが可能
- 初期費用及び2年間の月額金が付属
なお、2010年5月17日より、サービスブランド名が「nice to meet you」から「V-CUBE」に変更となっている。
「V-CUBE センター」特設サイト
http://www.vcube.co.jp/service/centre/
「V-CUBE」サービス紹介サイト
http://www.nice2meet.us/
ブイキューブ
http://www.vcube.co.jp/