ICT分野の焦点は「ビッグデータ」韓国情報化振興院が調査結果を公表
デジタルタイムズ | 2013.02.07
2013年のICT分野の焦点はビッグデータ─。2月7日、韓国情報化振興院(情報化を推進する国家機関)は、こんな調査結果を発表した。調査は2012年11月に政府および公共機関、学界、産業界などのIT専門家100名に対しオンラインで実施。1位がビッグデータ、2位がクラウド、3位がSNS、4位がセキュリティの順になった。
ビッグデータを1位に挙げたのは、公共機関関係者が77.8%、産業界関係者は51.3%。同院はこの差を「ビッグデータの可能性は高いが、まだ成功事例が少ないことが原因である」と分析した。同時にクラウドとのシナジー効果や激しい競争により、新しいビジネスモデルの創出が期待されると予想している。
一方で「IT企業はビッグデータ関連ビジネスの発掘だけではなく、グローバル市場での主導権確保に向け、ビッグデータ戦略を確立すべき」とも指摘した。そして政府の積極的な支援が必要な項目として、ビッグデータ、セキュリティ、エコIT、クラウド、スマートヘルスITを挙げた。
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