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[新製品・サービス]

ネオジャパンがグループウェア「desknet's NEO」新版投入、楽しさと使い勝手を追求

2014年2月19日(水)川上 潤司(IT Leaders編集部)

ネオジャパン(本社:神奈川県横浜市)がdesknet's NEOの新版を発表した。TwitterやLINE、Evernote……。個人向けサービスに実装される“今風”なスタイルを貪欲に取り入れた。一方で、企業としての使いやすさにも多くの工夫を施している。

 ネオジャパンは2014年2月19日、グループウェア「desknet's NEO」の新版を発表し、同日から提供を開始した。初代「NEO」を2012年12月にリリースして以来、初のメジャーバージョンアップとなり「バージョン2」の位置づけとなる。

 「顧客の要望や、技術面でのトレンドを受けて、のべ100以上の機能追加や強化を図った」(齋藤晶議社長)という新版の主な特徴を以下に示す。

写真 ネオジャパンの齋藤晶議社長(右)と、山田志貴プロダクトマーケティング担当(左)

英語表示への対応

 海外に事業展開している既存ユーザーから数多く寄せられていた要望の1つがメニュー体系を含む画面周りの英語表示。今回の新版では、ユーザーの個人設定画面において、日本語/英語を切り替えられるようにした。他の言語については、「すでに中国語への対応を進めている」(齋藤社長)とし、マルチ言語対応を順次進めていく。

ワークフロー機能の使い勝手向上

 申請書や稟議書といった文書を所定のルートで関係者に回し、最終決裁までの流れを効率化するのがワークフロー機能。これまでの経路設定では、文書ごとにXX課長→YY部長といった“特定の個人”を明示的に入力する必要があった。新版では、組織や職制で選ぶことによって該当者を自動抽出することを可能とした。

 また、最終承認後の文書ファイルは、「文書管理」機能と連動し共有フォルダに保存するが、この際に階層構造を持てるようにした。例えば、「ワークフロー文書」の下に「2014年稟議書」というフォルダを設け、決裁が完了した稟議書をどんどん蓄積していくといった用途で使える。

 「ガバナンスやコンプライアンスの観点で、きちんとしたルートで必要書類を回し、もれなく管理保存したいという声は根強い。いずれも小さな工夫かもしれないが、会社のルールに則り、体系立てて管理できる意味は大きい」(マーケティング統括部の山田志貴・プロダクトマーケティング担当)。

カジュアルなチャット機能

 LINEに代表される「ショートメッセージ+スタンプ」のスタイルを取り入れた。NEOはこれまでも、ツイッターのようにショートメッセージを発信する「ネオツイ」を備えていた。今回、送信先を特定して送る「ダイレクトメッセージ」において絵文字だけでなくスタンプも扱えるようにした。

 「ユーザーがいつも使いたいと感じてこそグループウェアの価値がある。テキストだけでは無機質になりがちな場も、思いやニュアンスを込めやすい絵文字・スタンプを併用することで活性化につながるはず。広く世に受け入れられているスタイルは、貪欲に取り込んでいきたい」と齋藤社長は話す。

 NEOはスマートフォンやタブレットでも使える。「LINEやツィッターに馴染んだ世代にとっては、ごく自然に情報発信することにつながるはず」(山田氏)。ちなみに、こうしたカジュアルなチャット機能を不要とする場合は、ユーザーごとにオフの設定もできる。

CMSライクなコンテンツ編集機能

 スケジューラや文書共有などを担うグループウェアと、全社的な通達事項や社内規定などの情報をとりまとめたイントラネットを併存させている企業は多いが、どうせなら1つに集約したいとのニーズがある。多くのグループウェアがポータル機能を備え始めているのはこのためだ。

 NEO新版では、WebやHTMLなどの知識がなくとも、テキストや画像を交えたコンテンツを直感的に作成できる機能を持たせた。例えば、社内報や新入社員紹介といったコンテンツを担当者が用意し、それをNEO上に簡単にアップできるというもの。ワープロ文書で作成した文書を添付するのではなく、グループウェア上で直接文書を編集する感覚だ。

Webページのクリッピング機能

 Webサイトを閲覧していて気になったページを記録しておきたい─。ブックマークという手段もあるが、昨今は、そのページのイメージそのものを切り出して保存する人も増えている。エバーノートと、ブラウザ向けクリッピングエクステンションの組み合わせなどは、その典型的な手法だ。

 NEOも、このスタイルを実装。ページ単位、あるいはその中にある画像を対象に、ワンクリックでキャビネット(個人用の文書管理フォルダ)に保存できる。さらに、ユーザー同士で広く共有することもできる。

◇ ◇ ◇

 そのほか、短縮URLへの変換機能や、共有メールアカウントへの対応機能、簡易全文検索機能など、大幅な強化を図っている。今回発表したオンプレミス版に続き、4月にはクラウド版も提供する予定である。

 価格は、スモールライセンスが5ユーザーで3万9800円から、エンタープライズライセンスが300ユーザーで150万円から。2014年3月31日までの期間限定で、他社製品からの乗り換えキャンペーンを実施するという。

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