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[調査・レポート]

ITへの積極性と業績には正の相関関係!経営トップや事業部門長などへの調査で判明

2015年2月25日(水)田口 潤(IT Leaders編集部)

電子情報技術産業協会(JEITA)が、「国内企業の『攻めのIT投資』実態調査」の結果を発表した。CIOやIT部門長ではなく、経営層や事業部門のマネジャー層など“非IT部門”のビジネスパーソンにIT投資やIT活用の姿勢を聞いている。類似の調査はほとんどない。ITの利用者とされる人たちは、ITおよびIT投資をどう見ており、それは企業にどう影響しているのだろうか?

 結果は図2の通り。JEITAソリューションサービス事業委員会の川井俊弥副委員長(NEC)は、「経営層やLOB(事業部門)の責任者がITに意欲的なほど、つまりIT経営企業であるほど、売り上げ、利益が高いという結果が鮮明に出たと見ています」と話す。

図2:3年前と比した売上高、利益の増減を4つの属性別に聞いている。おおむね「ITに積極的であるほど、業績が改善している」ことが分かる(出典:電子情報技術産業協会)図2:3年前と比した売上高、利益の増減を4つの属性別に聞いている。おおむね「ITに積極的であるほど、業績が改善している」ことが分かる(出典:電子情報技術産業協会)
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 同委員会の遠藤明委員長(富士通)も、「調査前には、ここまでの相関があるとは考えていませんでした。積極的といっても姿勢の問題ですし、業績は様々な要素に影響されます。それほど有意な差は出ないのではと思っていました」と率直に語る。確かにその通りだろう。だとすれば、正の相関が表れた理由は何か?その答、もしくはヒントになるのが以下のチャートである。

 まずITに積極的な人ほど、自らの業界を「顧客のニーズ変化が速い」「技術進歩が速い」と回答している(図3)。同時にITに積極的な人ほど、業務の効率化や業務コストの削減、新規顧客の獲得や既存顧客との関係強化といった面で「ITが重要な役割を果たしている」と回答する(図4,5)。

図3:回答者が属する業界の特徴(複数選択、出典:電子情報技術産業協会)図3:回答者が属する業界の特徴(複数選択、出典:電子情報技術産業協会)
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図4:当たり前だが、「極めて積極的」な回答者はITの役割を重視している(出典:電子情報技術産業協会)図4:当たり前だが、「極めて積極的」な回答者はITの役割を重視している(出典:電子情報技術産業協会)
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図5:製品開発や事業開発でもそれは変わらない(出典:電子情報技術産業協会)図5:製品開発や事業開発でもそれは変わらない(出典:電子情報技術産業協会)
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