香港での交通カードシステム刷新案件に向けて、日本ITCソリューション課長の佐々木は、香港支社副社長の森山らとのプロジェクト会議に参加し、入札の内容を確認していた。大規模なシステム導入案件であると同時に、競合の中国企業は“原価割れ”のとんでもない提案を出してくる可能性がある。佐々木は、これまでの経験とは全く異なる交渉の場が待っていることに戦慄を覚えていた。そこに、共同戦線を張る三井商事の筒井も会議に参加するために、やってきた。
この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
会員登録(無料)が必要です
本連載小説『真のグローバルリーダーになるために』の筆者であり、大手企業のグローバル展開を支援する海野惠一氏自らが登壇するセミナー「あなたの情報収集・分析力ではグローバル競争に勝てない」を3月9日(水)に開催します。是非、ご参加ください。セミナー詳細は、こちらから。
- > 前へ
- 1
- 2
- 3
バックナンバー
- 日本人の精神を復活させる人材育成の“場”を作れ:連載小説『真のグローバルリーダーになるために』最終回(2016/12/09)
- 【第48回】“卒業”の概念がない塾こそが重要(2016/11/25)
- 【第47回】香港での案件受注が社内の人材育成策の見直しにつながる(2016/11/11)
- 【第46回】英語と専門性、仕事ができるの3要素は必要条件でしかない(2016/10/28)
- 【第45回】香港のプロジェクトは落札できた、だが(2016/10/14)