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[データマネジメント2015]

クラウド時代に必要なデータ連携基盤~選定ポイントは「接続性」「開発生産性」「信頼性」

データマネジメント2015注目講演:インフォテリア

2015年6月22日(月)

クラウドの進展によって、データマネジメントの手法にも変化が求められている。講演の壇上に立った、インフォテリアの熊谷晋氏がテーマに据えたのは「クラウド時代に必須、マルチプラットフォーム環境に対応するデータ連携基盤構築のポイントとは?」。その要点を紹介しよう。

 クラウド活用が本格化するのに伴って、データマネジメントのあり方も大きく影響を受けるようになってきた。EAI(Enterprise Application Integration)やETL(Extract/Transform/Load)といったデータの収集加工や連携を行う領域において、これまでとは異なる管理手法やアプローチが求められるようになってきたのである。こうした時代変化の中で、インフォテリアは「マルチプラットフォーム環境に対応するデータ連携基盤をいかに構築するか」に考えを巡らせるべきだと主張する。

インフォテリア株式会社 営業本部長代理
熊谷 晋 氏

 熊谷氏は講演でまず、データ連携ソリューションの選定のポイントとして「接続性」「開発生産性」「信頼性」の3つがあると指摘した。接続性とは、多様なテクノロジーに対応し、接続先への影響を極力与えないこと。続く開発生産性とは、直感的な操作体系を備えて習得が容易なことと、設計から運用までの実務に即して設計してあり余計な手間がかからないことを指す。そして信頼性とは、実際の導入や運用を通して機能に磨きがかかりトータルな性能を持ち合わせているかという点である。

 「クラウドが普及したことで、ネットワーク速度やセキュリティ、API連携、データの移行性などが新しい課題として見えてきました。データ連携ソリューションの選定においては、3つのポイントに、さらに新しい項目を加えて検討する必要があるのです」と話す熊谷氏は、詳細に言及した。接続性においては、マルチプラットフォーム環境を念頭において接続先の制限を考慮すること、及びテクノロジーの将来性を見越してリスクヘッジを行うこと。また、開発生産性では、オンプレミスとクラウドを意識しない透過的なデータアクセスが求められる。さらに、信頼性については、ネットワークやセキュリティなどクラウド特有のボトルネックに対応することがポイントとなる。

 熊谷氏は、同社のデータ連携ソリューション「ASTERIA WARP」では、こうした新しい項目を含めてクラウド対応が進んでいることを来場者に訴求。2002年の販売開始以来、顧客ニーズやトレンドに応じて機能の改善や追加を積み重ねてきており、クラウド環境におけるデータマネジメントのあり方の変化にも迅速に対応してきたという。2014年12月現在の導入実績は、4777社に達している。

標準機能の組み合わせで目的を達成、クラウド対応も充実

 ASTERIA WARPがクラウド時代に相応しい進化を遂げていることを、接続性、開発生産性、信頼性の観点から事例を交えて解説を続けた。

 接続性については、AWS(Amazon Web Services)と連携して業務分析基盤を構築している小売業のケースがある。このユーザーは、販売データやマスターデータをASTERIA WARPを使って、変換・クレンジングし、AWSのストレージサービスS3にコピー。さらにDWHサービスRedshift環境で各種の分析を加え、結果を各支社で活用するという使い方である。「ASTERIA WARPは標準機能でAmazon RDSはもちろんRedshiftとも連携することができるが、さらにAWSアダプタではRedshift連携のための専用画面を提供し、ユーザビリティを向上。工数をかけずに目的を実現できます。そのほか、S3、EC2、Simple Queue、SNS、EMRなどとの連携も可能です」(熊谷氏)。アダプタとしては、このほかにも、サイボウズのkintoneやMicrosoft Azureなどにも対応済みで、多様なクラウドサービスと接続できることを強調した。

 開発生産性の面では、ブックオフ・コーポレーションや近畿産業信用組合、ソディックの事例を紹介。システム間連携を図る場合、例えばバッチ処理系のシステムであれば、データベースから取り出したデータを、Javaでロジックを書いてファイルに書き出す。一連の処理を運用管理ツールなどでスケジューリングするといった流れになる。ASTERIA WARPの場合は、スケジューラ機能、フロー機能、ファイルアダプタ、データベースアダプタ、プロトコルアダプタなどシステム間連携に必要な機能一式を備えているため、それだけで完結できるのが大きな特徴だ。開発生産性を高めるためのGUI環境に加え、SQLビルダー、仮想テーブル機能、仕様書自動作成、テーブル定義書自動生成といった機能も提供している。

 信頼性の観点では、可用性を確保して安定稼働を続けている、伊藤忠テクノソリューションズ、テレビ朝日、ゴルフダイジェスト・オンラインのケースを紹介した。高信頼性を実現する機能として、中断したフローを再開するチェックポイント機能、優先実行モード、ループ並列処理などを例に挙げながら、実務上で問題となりそうなことの多くを、すでに製品に実装していることを解説した。それは、ASTERIA WARPが、ユーザーから寄せられる多様なニーズに応えながら進化を遂げてきた証左でもある。

 最後に熊谷氏は「データ活用の巧拙がビジネスを大きく左右します。クラウド時代に求められるポイントを押さえ、今こそ、マルチプラットフォーム環境に対応したデータ連携基盤の整備を急ぐべき。当社はこれまでのノウハウを元に全面的にサポートします」と来場者に訴えかけた。


●お問い合わせ先

インフォテリア株式会社
URL:www.infoteria.com/jp/
TEL:0120-279-140
 

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