リバーベッドテクノロジーは2018年3月1日、SD-WAN製品群「SteelConnect」(開発元:米Riverbed Technology)の新版を発表した。新たに、専用回線でパブリッククラウドに接続するAWS Direct ConnectとAzure ExpressRouteを使えるようにしたほか、無線LAN環境やLTEモバイル接続も管理できるようにした。
リバーベッドテクノロジーの「SteelConnect」は、遠隔拠点のネットワーク設定をリモートから変更できるSD-WAN製品である。各拠点のネットワークエッジ部分に、専用のSD-WANゲートウェイ機器(ルーター)を置いて使う。SD-WANゲートウェイ機器の設定は、本社の管理コンソールから集中制御できる(画面1)。
画面1:「SteelConnect」の管理画面(出典:リバーベッドテクノロジー)拡大画像表示
遠隔拠点のルーターの典型的な使い方は、Office 365などのSaaSアプリケーションへのアクセスと、社内業務システムなどの本社のデータセンター向けのアクセスを分けるなど、アプリケーションの種類に応じて経路を切り替えること。「SaaS向けのインターネットアクセスは本社のデータセンターを介さずに遠隔拠点から直接インターネットに接続する」といった具合だ。SD-WANなら、ゲートウェイ機器の経路設定を本社から変更できる。
新版では、AWSとAzureがそれぞれ用意している閉域網接続サービス(AWS Direct ConnectとAzure ExpressRoute)を、SD-WANの管理下で利用できるようにした。VPNなどの専用回線を介してAWSやAzureに接続する設定を施し、これらへの接続をシングルクリックで実現できるようにした。
新版ではまた、SD-WANゲートウェイのオプション機能として、LTEモバイル回線への接続機能を追加した。有線によるインターネット接続だけでなく、モバイル回線を使ったインターネット接続ができるようになった。有線のバックアップのような補佐的な使い方もできるが、有線の回線を契約することなく拠点のネットワーク環境を構築できるようになった。
新版ではまた、SD-WANゲートウェイ機器(ルーター機器)に加えて、無線LANアクセスポイント「Riverbed Xirrus Wi-Fi」も管理できるようにした。例えば、拠点に郵送されてきた機器をネットワークにつなぐだけで設定情報を自動的に取得して反映するゼロタッチプロビジョニング機能が、無線LANアクセスポイントでも利用できるようになった。
Riverbed Technology / SD-WAN / AWS / Azure
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