F5ネットワークスジャパンは2018年3月8日、負荷分散装置のハイエンドモデル「BIG-IP i15000シリーズ」を発表した。既存のハイエンドモデル「BIG-IP i10000シリーズ」と比べて性能を高めたほか、BIG-IP iシリーズとしては初めて100Gビット/秒のポートを搭載した。
BIG-IP i15000シリーズは、負荷分散装置「BIG-IP iシリーズ」のハイエンドモデルである。既存のハイエンドモデルであるBIG-IP i10000シリーズと比べて最大スループットを倍増したほか、新たにBIG-IP iシリーズとしては初めて100Gビット/秒のポートを搭載した。
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上位機種のBIG-IP i15800の仕様は、1秒あたりのHTTPリクエスト数が3500万で、スループットはレイヤー4で320Gビット/秒。ネットワークポートは、100Gビット/秒×4と、40Gビット/秒×8。きょう体は2Uラックマウント。
これに対して既存のハイエンド機種であるBIG-IP i11800の仕様は、1秒あたりのHTTPリクエスト数が2500万で、スループットはレイヤー4で160Gビット/秒。ネットワークポートは、40Gビット/秒×6と、10Gビット/秒×8。きょう体は1Uラックマウント。
なお、BIG-IP iシリーズは、負荷分散装置(Local Traffic Manager)の使い方を中核としたアプリケーションスイッチ製品である。ハードウェアプラットフォームに各種のソフトウェアを組み合わせることによって、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)など、各種の用途で使うことができる。