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ソラシドエア、Slackを全社導入、Web会議を活用して出張や会議を抑制

2020年4月7日(火)IT Leaders編集部

九州・沖縄を中心とした国内の航空路線を展開しているソラシドエアは、全社員を対象に、ビジネス用のチャットアプリであるSlackの導入を2020年4月から開始した。国内の航空会社では初めてとしている。Slack Japanが2020年4月6日に発表した。

 ソラシドエアは、九州・沖縄を中心とした国内路線ネットワークを展開しており、2020年3月から新規就航した福岡空港も含め、現在1日に13路線80便を運航している。同社では、組織的な業務効率の改善、運航品質とサービス品質の向上に向けた取り組みの一環として、Slackを全社員対象に導入する。

 800人強の全社員を対象に、2020年4月からSlackの導入を開始した。本社(宮崎)、オペレーションセンター(東京)、就航地の支店との間やり取りを、従来のメールからSlackに切り替える。これにより、社内の意思決定を加速させる。また、社員間で、運航・サービスに関わる連絡・共有などの連携を強化する。過去の投稿をすべて検索できるので、問い合わせ対応の履歴や意思決定の経緯をナレッジとしてSlack上に蓄積する。

 より組織的なコミュニケーションの活性化を進める。地上から上空まで、様々な場所やシフトで働く運航乗務員・客室乗務員・整備士・空港旅客係員の現場社員と管理部門の情報をSlackに一元化し、必要な情報に迅速にたどりつける体制を確立する。これにより、部門を超えた横断的な情報共有の場を提供する。

 同社では、部分的なSlack導入を2019年度から進めている。例えば、2019年9月に開催されたイベント「2019 ISA ワールドサーフィンゲームス」では、営業部門を中心とした共有チャネル「サーフィンプロジェクト運営事務局」を立ち上げた。Slackを使って、キャンペーンやパッケージプランの企画立案、ビーチクリーン活動の実施、当日のブース出展の企画実行までを実施した。

 Slackによって、ソラシドエアが抱えていた課題を解消できるとしている。課題の1つは、事業所間において、コミュニケーションが不足しており、情報伝達が非効率なこと。もう1つの課題は、特定の社員に業務・情報が集中することによって、組織的に情報を共有したり議論したりする文化が成熟していないこと、である。

 今後は、Slack導入を通じ、業務の生産性向上とオープンマインドな企業文化の醸成を期待しているとしている。Slackでタイムリーに報告を行うことで、議論の機会を増やす。また、Web会議を活用することで、移動費用や時間の節約につなげる。

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