TISは2020年9月15日、ローコード開発ツール「OutSystems」の導入支援サービス「OutSystems導入支援サービス」を発表した。TISは、システム構築プロジェクトのタイプ別のベストプラクティスをテンプレート化している。これをベースに、業務アプリケーション開発の計画立案から運用保守までトータルに支援する。価格は、個別見積もり。
OutSystems導入支援サービスは、ローコード開発ツール「OutSystems」の導入支援サービスである(図1)。業務アプリケーション開発の計画立案から運用保守までをトータルに支援する。サービスメニューは、「プランニング」、「PoC」、「コンサルティング」、「システム構築」、「アウトソーシング」、――で構成する(記事末の表1)。

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TISのシステム構築ノウハウとOutSystemsの経験を基に、システム構築プロジェクトのタイプ別のベストプラクティスをテンプレート化したとしている。テンプレートをベースとすることで、システム構築プロジェクトへの適用を容易としている。
背景には、ローコード開発基盤の適用は決して簡単ではないという状況がある。対象システムやツールの特質を把握し、適切にプロジェクトのアプローチやマネジメントに反映しないと、プロジェクトがとん挫したり、効果が出なかったりする恐れがある。
なお、OutSystemsは、ポルトガルのOutSystems(日本法人はOutSystemsジャパン)が提供しているローコード開発ツールである(関連記事:ローコード開発ツールのOutSystems、基幹システムのカスタム開発が増加)。Webアプリケーションをノンコーディングでビジュアル開発できる。ソースコードを書くことなく、GUI操作だけで、.NET環境(C#)のWebアプリケーションを構築できる。
サービス | サービス内容例 |
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プランニング | OutSystems導入/展開プロジェクト計画立案の支援
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PoC | システム化要件の実現性や生産性の検証
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コンサルティング | OutSystems開発におけるテクニカルコンサルティング
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システム構築 | OutSystemsによるシステム開発の実施
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アウトソーシング | 継続的な改善を前提とした運用保守サービス
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